５月２２日・Ⅱ

結香が姿を見せた。
修学旅行の土産は、NHKスタジオパー「いちごラングドシャ」なるもの・・・初見参である。
今日の今日・・・旅行から帰ってすぐに現れるとは、結香も少しは仕上がったか。未体験の400越えに臨む中間試験までちょうど１週間。

そしていつものように砂保と星哉。
塾に密航してから５週間が経つが、一日たりとも休んでいない。
夕食はほとんどが塾、帰れば午後11時を越えている。
つまりは寝るだけのためにある自分の部屋。
密航するまでは、想像すらしなかった過酷な時間を生きている。
そんな生活を強いている俺の責任は甚大である。
松阪中部中の前期中間試験は６月２日と３日。
あと11日・・・。

こなつが姿を見せる。
こなつと結香相手に真ん中の部屋で最低限の天気をレクチャー。
奥には由梨佳（津高１年）がカーペットに座って数学の問題を解いている。
これもまた修学旅行帰りの悠人が姿を見せる。
土産を差し出し、「明日から来ますから」
南郊中は試験は６月２日から。
試験範囲の発表もまだで、久居中に比べれば多少なりとも余裕がある。
明日から気分を一新してくれればいい。

５月２２日・Ⅰ

征希（４期生・カイロプラクティク自営）の治療日。
時間が経つにつれて良くはなったものの、それでもぎっくり腰の余韻がひょいと顔を出す。
昨夜、松阪までのツアーを終えて車から降りるときにも、またぞろ違和感。
俺の治療が終わると娘のれい。
それを眺めている太郎もすかさず病人に立候補々・・・結局は三連荘。
エセ病人かと思いきや、十分に治療のしがいがあったよう。
まあ、生活習慣病でもあり、誰の身体にも穴が開いているところがあるんだろう。
次回は６月５日、再び三連荘になる予定。

南郊中と久居中の修学旅行は今日で終わる。
今夜塾に来るかどうかは知らないが、久居中は中間試験まで１週間だ。
一挙に臨戦態勢。
ぬるい雰囲気身にまとって塾にやって来るなよ。