透析に行くとき、エレベーターホールで
今日退院の同室の人に会う。
4人部屋といっても、
みんなカーテンをしっかり閉めていて
顔もわからない。
この人とは部屋から出るときにぶつかりそうになったから
挨拶をしたことがあった。
先生との会話は聞こえてしまい、
2年以内に透析に入るということだった。
だから、
「私、透析して2●年になるんです。
うまくコントロールすれば充分生きられます」
と声をかけた。
すると
「あんた、そんなに長く透析していたの?
初めて透析していて元気な人に会えた。
透析をすると顔色が悪くて寝たり起きたりの
生活になると思った。
もっとはやく声をかけておけばよかった」
といわれた。
そういう悪い状態の人しか見ていないことを知る。
かならずしも寝たり気にならないという希望を
与えられたことをうれしく思う。
血液浄化センター。
前回、誤差で200g余分に引けた。
しかし、この誤差から踏み込んで300gでなく、
前回の指示の基礎体重から300gマイナスの終わりの設定。
前回700g引けても体重に変化がないのに、
たった、100g踏み込むだけ。
これこそ、誤差範囲ではないか!
腎内の先生
「血圧の変化はありませんね。
来週も引いて行きましょう」という。
「明日、退院します」
「え。。今日がここでの最後の透析ってこと?
もう帰っちゃうの?」
「はい。お世話になりました」
「向こうの先生に、もう少し引くように
お手紙に書いておきますね」
朝の申し送りの時点では
退院の話は出ていなかったので
血液浄化センターには退院の話は伝わっていなかった。
それに、腎内の先生にも
「SLEだから、傷の治りが悪かったり、
術後、SLEが悪化したりして
経過観察に入院が長引くだろう」との
思いがあったと思う。
へへへ。期待を裏切ってごめんね。
先生がお手紙を書いてくれなくても
独断で体重を落とすから心配しないでねと思う。
血液浄化センターの看護師さんに
「たまには遊びにおいで」といわれる。
確かに、会話が成立する患者は私ぐらいだろう。
いじり甲斐があったかも。