ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

クーラーの概念

2013-08-24 23:30:19 | Weblog
新聞を読んでいたら
「赤ちゃんにはクーラーはよくないとききますが・・・」と
という質問文を見かけた。


熱中症での死亡事故の報道がされるが
最近は「クーラーがあったが使用されていなかった」と
つけ加えられることがある。
時には近所の人の話もつけ加えられて
「ご主人が病気されてからご主人の身体には
 クーラーはよくないから使わないといっていた」とか
「クーラーは嫌いだから使わない」
と報道されている。



この数年でクーラーの概念が変わったような気がする。

昔のクーラーは温度調整が着いていなくて
風の調整だけだった。

そういうこともあってか
動いても汗が出ない状態
適温となっていたような気がした。

調整ができないから、クーラーをいれたまま
窓を少し開けて外気をいれて温度調整したこともあった。

もちろん、体調の悪い人は身体が冷えて、
もっと体調が悪くなる要因でもあった。




10年ほど前、チビ(姪)が産まれた時
妹の病室は暑かった。

「暑くない?」
「赤ちゃんには25度が適温なんだって。
 この25度って大人が暑いと思うくらいの温度なの」
といわれた。

25度でも暑いと思っていたあの頃。。。。

当時は動いても汗が出ない状態
適温だったことを証明するエピソード。


当然、クーラーがある家には
扇風機はなかった。




震災以降、「28度の温度設定で扇風機を使う」が
徹底されてきた。

その前にも28度にしようという呼びかけはあったけれど、
暑く感じてできなかった。
扇風機を併用するということも考えられなかった。


今は慣れてきた。




今もクーラーが苦手とか身体によくないと言っている人は
昔の冷え冷えの温度設定のイメージがあるのかもしれない。

今の時代、クーラーなしでは汗が止まらないぐらい暑い。
クーラーなしでは死あるのみ。
精神力で暑さを乗り越える時代ではない。

家族や隣人が、最近のクーラーの使い方を説明すれば
クーラーがあるのに、室内で熱中症でなくなる方も
減るような気がする。


「赤ちゃんにクーラーはよくない」これも
冷え冷えの温度設定の時代のことをいっているのかも。。。


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