計算気象予報士の「知のテーパ」

旧名の「こんなの解けるかーっ!?」から改名しました。

梅雨なのに…猛暑日

2022年06月24日 | 気象情報の現場から
 今日(6/24)の新潟県内は、厳しい暑さに見舞われました。最高気温35℃以上を観測した地点を挙げてみますと・・・

・十日町:37.1
・大 潟:37.0
・小 出:36.9
・糸魚川:36.8
・高 田:36.7
・安 塚:36.5
・柏 崎:36.1
・長 岡:35.8
・湯 沢:35.4
・津 南:35.2
・三 条:35.1
・守 門:35.0

 正午時点の新潟県内の気温分布を見てみますと、上・中・下越の広い範囲で30℃を超えており、特に上越地方を中心に35℃を超えている地域が見られました。



 今日は日本海の低気圧や前線に向かって、太平洋高気圧の縁辺から顕著な暖気が流れ込んでいました。上空では1500m付近で18℃以上の暖気となっており、これは地上で30℃以上の目安でもあります。

 さらに、暖気の流れが山を乗り越える際の「フェーン現象」の影響も加わったため、真夏日を超えて猛暑日となる地点が現れました。それにしても、この時期にしては太平洋高気圧の勢力が強いように見えます。



 そういえば、まだラニーニャ現象が継続しているんですね・・・。
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