計算気象予報士の「知のテーパ」

旧名の「こんなの解けるかーっ!?」から改名しました。

梅雨前線からの距離と天気の傾向

2019年06月28日 | お天気のあれこれ
 梅雨前線からの距離と天気の関係を表す法則として「七五三の法則」がよく知られています。これは、梅雨前線からの距離が300km以内であれば「雨」、500km以内であれば「曇」、700km以上離れていれば「晴」の目安というものです。この「七五三の法則」は、対象となる地点が梅雨前線よりも北側にある場合に適用されます。

 一方、梅雨前線よりも南側の場合は、前線から約100~200kmほど南に離れた所で活発な対流が起こりやすくなります。梅雨前線の構造についてはこちらの記事をご参考下さい。

 この両者を合わせたのが下の図です。また、距離感を掴むために「佐渡島で何個分」に相当するかを併記しました。ここでは、佐渡島の南北の距離を約60kmとして計算しています。

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ついに、その時が・・・。

2019年06月28日 | ツバメの観察日記
 予報センター(事務所)の外壁にツバメが巣を作りました・・・の第6回目です。

第1回(05月27日)では、1羽のオスのツバメが巣を作り、メスにアピールするまでの展開
第2回(05月31日)では、2羽のツバメが「つがい」となって、共同生活を営む様子
第3回(06月07日)では、ツバメが抱卵を始めた(と思われる)様子
第4回(06月14日)では、ツバメが抱卵を続けている(と思われる)様子
第5回(06月21日)では、引き続き、ツバメが抱卵を続けている(と思われる)様子
をご紹介しました。

6月24日(月)

 朝、出勤して巣を確認しようと外に出て、ふと足元を見ると・・・小さな卵の殻が幾つも落ちていました。



 よく見ると、黄身や白身が漏れているなどの様子もなさそうなので、雛が孵ったようですね。

 ツバメさんが巣の上に立って辺りを見渡しています。



 そして、もう1羽のツバメさんも、いつもと反対側の仕切りの角に止まっています。



 今度は、夫婦2羽で仲良く巣の中を覗いています。



 週末の間に雛が孵ったようです。写真に写っていないものも含めて、卵の殻の数から推測すると・・・雛は3羽程度?


6月25日(火)

 出勤して巣を確認すると・・・ツバメさんがいました。



 おや、その壁に立って、中に居るであろう雛達に餌をあげている・・・のかな?巣の中が見えないので、状況からの推測です。どうやら、2羽のツバメさんが交代で、雛に餌を与えているようにも見えます。

 今度は仕切りの角に立って、周囲を見渡しています。ようやく生まれた・・・であろう雛たちを、しっかり守っているようです。



6月26日(水)

 朝、巣の方に目をやると・・・ツバメさんの姿はありません。



 あ、ツバメさんが戻ってきました。



 巣の中にいるであろう雛たちに餌を与えているようです。まだ、雛たちの声は聞こえません。おそらく、生まれて間もないので、まだまだ小さいのでしょう。



 再び、餌をとりに出かけるようです。2羽で交互に餌をとってきては雛たちに与えているようです。巣の中で、雛たちもスクスクと育っているのでしょうか・・・?




6月27日(木)

 この日の朝も、巣にツバメさんの姿はありません。



 暫くして、ツバメさんが戻ってきました、巣の中の雛に餌をあげているようですね。



 この時期になると、2~3分ほど巣に立ち寄ったかと思うと、次の餌を求めて直ぐどこかに飛んで行く・・・という行動を繰り返しています。




6月28日(金)

 この日の朝は、巣にツバメさんがいました。



 雨にも負けず、雛に餌をあげています。



 さて、気になるのは週末の梅雨前線の動きです。新潟県内も雨の日が続くので、雛の餌の確保も難しくなりそうです。来週には雛の顔が見えると良いのですが・・・。

 続きはこちら
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