計算気象予報士の「知のテーパ」

旧名の「こんなの解けるかーっ!?」から改名しました。

明日からお盆明け

2011年08月16日 | 気象情報の現場から
 明日からお盆休み明けの方も多いのではないでしょうか。

 東北電力でんき予報によると、今日16日の電力最大使用量は「1015万kW」(5分間隔値)でした。

 気象庁の観測データを基に計算した所、本日(16日)の東北電力管内の平均気温は「28.5℃」で、従来パターンの電力需要は「1228.43万kW」となります。従って、節電効果は「約17.4%」です。

 尚、ここで述べた「東北電力管内の平均気温」は東北電力管内の各県を代表して新潟、山形、秋田、青森、盛岡、仙台、福島の各日平均気温(=暫定的に最高気温と最低気温の平均値を使用)の単純平均(算術)を求めたものです。

 ここで、16日の週間天気予報の最高/最低気温の予報値を基に平均気温を推定し、従来パターンの電力需要を求め、17日の節電効果については一部お盆期間の企業がある事も考慮して、平常時の15%→20%、18日以降は節電効果は平常時に戻して平日は15%、週末は10%とそれぞれ想定した場合を考えると・・・

 向こう一週間の東北電力管内の電力需要の推定値は

 17(水) 1160.8 万kW
 18(木) 1252.0 万kW
 19(金) 1200.7 万kW
 20(土) 1040.1 万kW
 21(日) 1014.1 万kW
 22(月) 1121.5 万kW
 23(火) 1128.5 万kW

※これは07日に掲載した統計的手法から求められた計算値であり、公的な「予報・見解」の類ではありません。従って、御自身の責任範囲において参考程度に見て下さい。

 このペースで考えると、18~19日は電力需要が逼迫するかもしれません。これがお盆明け早々の山場となりそうです。

コメント
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