山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

小島よしお「そんなの関係ねえ」

2007-11-17 00:29:29 | 未分類過去
今年の流行語は「身体検査」「生む機械」「KY」「姫のトラ退治」など政治に関係のある言葉も多かったそうですが、小島よしおの「そんなの関係ねぇ」も流行語大賞の中に入ったとかいう話です。
そのことについて「小島よしおは嫌いだし、その言葉もバカらしくて嫌いだ」という意見のブログを読みました。

私は小島よしおは好きです。キモチは悪いかもしれないけど、なんだか見たくなってしまうのですね。この人はかなり奇妙ですが、すごく努力していると思います。
早稲田の教育学部をでているとか。何かの番組で彼の部屋が出てきましたが、笑いをとるためのノウハウがかかれた分厚い本が置いてあって、日頃いかに研究しているかということがわかりました。あの筋肉の肉体を作るのも大変でしょう。奇妙でおかしな人間と簡単には片付けられません。研究と努力の結果でしょう。

「裸で“そんなの関係ねえ”とか“オッパッピー”などと言っているのはナンセンスであり、見たくもないし、子どもにも悪影響だ」などと思う人もいるようです。
そういう人は、「“関係ねえ”などという言葉自体が下品だし、なんでも“関係ねぇ”として済ませたら、教育に悪い」といいたいようです。
でも、そうなのかな~?
ところで、“関係ねえ”と字幕で出ていますが、私には本人は“関係な~い”と発音しているように聞こえます。

たとえば教育的に悪いという意見では、宿題をやってない子どもが宿題をやれと言われて、「でも、そんなの関係ねぇ」などとやりだすことを言っているのでしょうか。
この間、どこかの大学の学園祭に小島よしおが出ていたようです。
その時に、「学校に来るまでにすごい坂がある。・・でもそんなの関係ない!」とやっていました。
そこで思い出したのが、知人の子供の例なのですが、学校が不便なところにあり、やはり長い坂があって、それを登るのがいやで大学に通わず、留年したというのです。その学校は親が決めた学校だったそうです。
おまえ、坂なんか関係ないだろ!と、言ってやりたいですよね。親が一生懸命働いて学費を出しているというのに・・・。坂なんか理由にならないでしょう。
この子は小島よしおのこの坂の「そんなの関係ない」を見ればよかったですね。これは坂があって大変だねと、学生に同感もしているし、でもそんなもの関係ないというのは、逆境に対する活力にもつながります。

また、私は「そんなの関係ねえ」と思わなければ生きていけない状況が今の世の中に多々あると思います。格差社会?そんなの関係ない!ボーナスがでない・・そんなの関係ない!
電車の中で化粧をするバカ女・・そんなの関係ない!
関係ないといいながら、関係がある。関係があって気が滅入ったり困ったりして、それにかかわっていると精神的におかしくなる。あるいは、めんどうだ、不愉快だ。
それを、「そんなのかんけいない」とたたんでしまえば、それで気持ちは解決です。
「そんなの関係ない」を振りとともに何度も繰り返すのは、それだけ繰り返さないと関係なくなれないからですね。
そして、関係なくなったところで、とどめに「オッパッピー!」でどっかに飛ばしてしまえばよりいっそうスッキリします。

この「オッパッピー」は今年芥川賞をとった「アサッテの人」の「ポンパ」みたいなもんでしょう。太宰治の「トカトントン」みたいなものではないでしょうか。
とらわれていたものからの解放です。

私はお笑いによってかなり精神の均衡を保っています。




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