股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

カポーティ

2006年10月01日 18時03分31秒 | 映画評論カ行
製作年 : 2006年
製作国 : アメリカ
2006年9月30日公開
監督 : ベネット・ミラー
脚本・製作総指揮 : ダン・ファターマン
出演 : フィリップ・シーモア・ホフマン,キャサリン・キーナ,クリス・クーパー
official site

1959年11月15日。カンザス州ホルカムでクラッター家の家族4人が、惨殺死体で発見される。翌日、NYで事件のニュース記事を見た作家トルーマン・カポーティは、これを次の小説の題材にしようと決心。幼馴染みで彼の良き理解者の女流作家ネル・ハーパー・リーを伴い、すぐさま現地へ向かう。小さな田舎町は前例のない残酷な事件に動揺していたが、やがて2人の青年が容疑者として逮捕された。カポーティは事件の真相を暴くべく、拘留中の彼らに接近していく。
わずか23歳で作家デビューを果たし、“早熟の天才”と呼ばれたカポーティ。社交界でマリリン・モンローの親友となるなど華やかな話題を振りまいた彼は、同時にホモでアル中・ヤク中というゴシップでも時代の寵児となっていく。そんな彼が6年を費やしたのが、最高傑作「冷血」だった。この一作でカポーティの名は一気にアカデミックなものに高まるが、彼自身はそれ以降、本格的な小説をひとつも完成できなくなってしまう。一体、「冷血」執筆中のカポーティに何があったのか?本作はその謎を静かに、じわじわと解き明かしていく。華やかな表の顔とは裏腹な、カポーティの孤独と苦しみが痛いほど伝わってくる。第78回アカデミー賞主演男優賞、受賞作。意外にも東京では日比谷と恵比寿のみの単館上映になっている作品。主演のフィリップ・シーモア・ホフマンは最近では「M:i:3」の悪役のボスとしても有名になりました。今回の彼の演技は本当に素晴らしかったです!!殺人犯をモデルにした小説を書く苦悩と、自分自身との葛藤を見事に演じきっていたと思います♪話はゆっくり進んでいきますが上手く人間の心理が描かれていて飽きずに楽しめた作品だったと思いますよ。本一冊の中にこれだけ複数の人間の人生が詰まっていたと思うと驚きですラストの方で死刑囚がもうすぐ死刑執行という時に最後に死刑囚2人が部屋で顔を合わせるシーンは何故か分かりませんが凄く迫力があったと思います。主演のフィリップ・シーモア・ホフマンだけでなく、脇役の俳優たちも素晴らしい演技でした。しかし自分を含めて若い人達には金を払ってでも観て楽しめるような作品ではないと思うので、年配の方におススメかもしれません

この作品の評価・・・・72点
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする