股間の解放記

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ミケランジェロの暗号

2015年12月28日 11時34分35秒 | 映画評論マ行
製作年:2010年
製作国:オーストリア
日本公開:2011年9月10日
監督:ウォルフガング・ムルンバーガー
出演:モーリッツ・ブライブトロイ,ゲオルグ・フリードリヒ

ユダヤ人美術商の一家に代々伝わるミケランジェロの絵画をイタリアのムッソリーニに送り付け、優位な条約を結ぶ材料にしたいナチス・ドイツは絵画の強奪に成功するも、贋作であることが判明。一方、本物の絵を隠した一家の息子ヴィクトールは、父親が遺した謎のメッセージを受け取っていて家族の命を守るためナチスと駆け引きをしようとするが…。
ユダヤ人美術商の一家に代々伝わるミケランジェロの絵画をめぐって、絵画を政争の道具として利用したいナチス・ドイツを相手に、命を懸けた無謀な行動に出る一家の息子の覚悟を描くサスペンス・ドラマ。自身もユダヤ人であるポール・ヘンゲの実体験を基に執筆された原作を、第80回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した『ヒトラーの贋札』のスタッフが映画化。ナチス・ドイツの圧政という歴史を背景に、謎と緊張が連続する手に汗握る展開に注目だ。

代々伝わるミケランジェロの絵画をめぐってナチスドイツを相手に、命がけの行動を取る一家の息子を描いた本作。1枚を絵画を取り合う心理戦は凄い緊張感!騙し、騙されの命がけの展開は、どうなってしまうのか最後まで分かりませんでした。ナチスを騙しつつ、家族を守ろうとする息子のヴィクトールの姿が観ていてとても面白い。重苦しい雰囲気は多少あるが、コミカルな部分もあるので観やすい作品でしょう。正体がバレそうでバレない。いや普通はバレるのだけど、そのコメディっぽさが面白いのです。ラストの爽快感も心地よくて良いね♪最後のウインクがカッコいい!ラストに意外性はないものの、しっかりまとめあげた印象。隠し場所が「そこバレるんじゃないの?」と思うところだったのが引っかかりましたが。タイトルの“暗号”はミケランジェロからではなく父親のからのメッセージでした。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)

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