股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

アルキメデスの大戦

2019年08月16日 00時30分39秒 | 映画評論ア行
製作年:2019年
製作国:日本
日本公開:2019年7月26日
監督:山崎貴
出演:菅田将暉,浜辺美波,柄本佑,小林克也,國村隼,橋爪功,田中泯,舘ひろし
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昭和8年(1933年)、第2次世界大戦開戦前の日本。日本帝国海軍の上層部は世界に威厳を示すための超大型戦艦大和の建造に意欲を見せるが、海軍少将の山本五十六は今後の海戦には航空母艦の方が必要だと主張する。進言を無視する軍上層部の動きに危険を感じた山本は、天才数学者・櫂直(菅田将暉)を軍に招き入れる。その狙いは、彼の卓越した数学的能力をもって大和建造にかかる高額の費用を試算し、計画の裏でうごめく軍部の陰謀を暴くことだった。
「週刊ヤングマガジン」連載の三田紀房のコミックを原作にした歴史ドラマ。1930年代の日本を舞台に、戦艦大和の建造計画を食い止めようとする数学者を描く。監督・脚本・VFXを担当するのは、『ALWAYS』シリーズや『永遠の0』などの山崎貴。主演は『共喰い』や『あゝ、荒野』シリーズなどの菅田将暉。軍部の陰謀に数学で挑む主人公の戦いが展開する。

戦艦大和の建造計画を食い止めようとする数学者を描いた本作。冒頭の戦艦での戦争シーンが凄くリアルで迫力がありました。戦争映画ですが戦闘シーンは冒頭のみで、数学の視点から描かれていてとても新鮮でした。もちろん戦艦大和が作られたことは承知していますが、数学学者の主人公が建造を食い止めようと、巨大な陰謀に立ち向かう展開はとても楽しめました。もちろんこれは史実に基づいたフィクションです。主人公の櫂直が建造計画を阻止するために西へ東へと僅かな可能性に期待して奔走し証拠集めをする。それは日本を戦争へと導かないようにするため。数学で相手を納得させる展開はスカッとしました!しかしながら最後の戦艦大和建造の本当の目的を知った時はゾクッとしました。どうやっても日本は戦争をせざるおえない運命だったのかと…。国民を、そして日本の未来を想うからこそ大和は誕生したのだと。どんでん返しからのどんでん返し。面白かった!
櫂直の気持ちの変化が分かりづからかったのが減点。一瞬で方向転換したように思えて、そこら辺をじっくり見せてくれたらもっと良くなったと思います。そして大和建造が決定したあとの山本五十六たちの表情も見せてくれたら完璧だった。しかしフィクションでありながら戦争映画として非常に楽しめたエンターテインメント作品でした!菅田将暉も他のキャストの演技も良かったです。特に田中泯の渋い演技がたまりません!山本五十六役の舘ひろしは貫禄が無かったかな(笑)

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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