股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

共喰い

2014年03月24日 12時33分17秒 | 映画評論タ行
製作年:2013年
製作国:日本
日本公開:2013年9月7日
監督:青山真治
出演:菅田将暉,木下美咲,篠原友希子,光石研,田中裕子
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昭和63年。高校生の遠馬は、父と父の愛人・琴子と暮らしている。実の母・仁子は家を出て、近くで魚屋を営んでいた。遠馬は父の暴力的な性交をしばしば目撃。自分が父の息子であり、血が流れていることに恐怖感を抱いていた。そんなある日、遠馬は幼なじみの千種とのセックスで、バイオレンスな行為に及ぼうとしてしまい…。
小説家・田中慎弥による人間の暴力と性を描いた芥川賞受賞作を、『サッド ヴァケイション』『東京公園』などの青山真治が映画化した人間ドラマ。昭和の終わりの田舎町を舞台に、乱暴なセックスにふける父への嫌悪感と自分がその息子であることに恐怖する男子高校生の葛藤を映し出す。主演は、『仮面ライダーW(ダブル)』シリーズや『王様とボク』の菅田将暉。名バイプレイヤーとして数々の作品に出演する光石研と田中裕子が脇を固める。閉塞感漂う物語がどう料理されるか、青山監督の手腕に期待。

皆さんカラダ張ってますねぇ。人間の奥底に眠る暴力と性を描いた本作。エロいシーンもあれば暴力シーンもある。父親の血が流れていることを憎みながらも、自らも同じ道に走ってしまう少年の姿が印象的でした。しかしテーマが濃いわりには、描き方が薄く感じる。人間の愚かさや、怖さを表現するならもっと激しくしなければ観客には伝わってこない。父親の過去も描かれていないので、何故に彼がこうなったのかが分かりづらいのです。小さい街で子供をレイプしているのだから、当然噂がすぐに広まって逮捕されるでしょ普通。これが韓国映画なら遠慮なく性描写や暴力シーンを映すだろうなと思うと、韓国でリメイクしてほしいと思ってしまう。日本映画は制限をかけて作るからつまらない。

この作品の評価・・・・61点

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