股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ステップ

2020年02月22日 14時06分21秒 | 映画評論サ行

製作年:2020年
製作国:日本
日本公開:2020年4月3日
監督:飯塚健
出演:山田孝之,田中里念,白鳥玉季,中野翠咲,伊藤沙莉,川栄李奈,広末涼子
映画「ステップ」公式サイト|4月3日(金)全国ロードショー

妻を亡くした30歳の健一(山田孝之)に、妻の両親が幼い娘・美紀を引き取ろうと提案するが、健一は自分で育てることを決断。亡き妻との思い出のある家で、育児に励む日々が始まる。健一はシングルファーザーとしてさまざまな壁にぶつかりながら、子育てに奮闘する。
プロデューサーとしても活動している山田孝之を主演に迎え、重松清の小説を映画化。妻に先立たれた主人公が、男手一つで娘を育てる10年間の軌跡を描く。オーディションで選ばれた中野翠咲、白鳥玉季、田中里念が主人公の娘の2歳から12歳までを演じ、國村隼、余貴美子、広末涼子、伊藤沙莉、川栄李奈らが共演。山田と『荒川アンダー ザ ブリッジ』シリーズなどで組んだ飯塚健がメガホンを取った。

試写会にて鑑賞。妻に先立たれたシングルファーザーの男性が一人娘を育てる10年間の軌跡を描いた感動作。ぶっとんだ役が最近は多かった山田孝之が本作では繊細で未熟な父親を演じています。そして10年間の美紀を3人の子役が演じ分けていて、どの子も素晴らしい演技でした。2歳の娘を残して病気で亡くなった妻。残された健一は娘の美紀を男手一つで育てることを決意します。仕事と育児の両立に苦しみながらも必死でこなそうとする健一。しかし娘との溝が徐々に深まっていくのです。そんな時に助けてくれたのは義理の両親、会社の同僚、保育園の先生。人間は1人では生きていけない。周りに助けられながら支え合いながら生きていくことの大切さを改めて教えてくれます。個人的には泣けるほどではなかったが、親子の絆を丁寧に描いていて感動しました。周りからはすすり泣く声がちらほら。ちょっと気になったのは亡くなった妻と似ているカフェ店員との関係。もう少し発展するのかと思ったが何もなく。公園で反対側から母親に似ている人が歩いてきて急に「遊ぼう!」って言われて素直に受け入れる美紀もちょっと違和感を感じてしまいました…
主演の山田孝之の演技は言うまでもなく素晴らしく、國村隼もまた優しい義父を見事に演じていました。“人生の設計図は書き直せばいいんだ”“人生はうまくいかない事のほうが多いのよ”"家族は笑顔工場”そんな台詞が心に刺さりました。悲しみや苦しみを乗り越えたら、人はさらに強い優しい人間になれる。家族とは何かを改めて考えさせられた素敵な作品でした。やっぱり山田孝之って凄い俳優だわ!

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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