股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

アナと雪の女王2

2019年11月27日 11時54分38秒 | 映画評論ア行
製作年:2019年
製作国:アメリカ
日本公開:2019年11月22日
監督:クリス・バック,ジェニファー・リー
声の出演:松たか子,神田沙也加,原慎一郎,武内駿輔,吉田羊
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凍てついたアレンデール王国を救い、確固たる絆で結ばれたエルサとアナの姉妹は、幸せに暮らしていた。ある日エルサは、自分にしか聞こえない不思議な歌声を耳にする。その歌声に導かれるように姉妹は仲間の山男クリストフ、雪だるまのオラフと一緒に旅に出る。
第86回アカデミー賞で歌曲賞、長編アニメ映画賞を受賞した『アナと雪の女王』の続編。姉エルサの氷と雪を操る力の秘密に迫る。前作に引き続き、監督をクリス・バックとジェニファー・リー、エルサ役の声優をイディナ・メンゼル、アナ役をクリステン・ベルが務めた。

世界的大ヒットアニメの続編。前作も個人的には★6の評価だったので、今回もそこまで期待はしていませんでした。歌や音楽、映像はとても綺麗で「さすがディズニー!」と感じました。「イントゥ・ジ・アンノウン」の曲は前向きで力強いメッセージが込められていて、今回の映画にはピッタリでした♪
本作ではエルサにしか聞こえない不思議な歌声を正体を知るために皆で旅をするお話。いつものアナ、クリストフ、オラフたちと仲良く旅に出かけます。しかし前作と違って、話は結構複雑に感じました。姉妹の絆というだけでなく、環境問題、人種問題など様々なメッセージが詰まっています。不思議な声に導かれてエルサたちは霧の壁によって閉じこめられた魔法の森で、精霊たちの存在を知り、そしてエルサが何故に魔法を持つようになったのか、その理由が徐々に明らかになっていくのです。エルサの祖父がアレンデールのルナード国王だった時代に遡り、そこからエルサの父アグナル少年とエルサの母のイドュナとの出会いも描かれています。アレンデール王国ではその昔、民族同士の争いが起きていたのです。エルサの祖父のルナード国王が北方のノーサルドラ人に対して差別的な感情を持ち、ダムを建設するというところは、トランプ大統領がアメリカとメキシコの間に壁を建設している事へのメッセージを言っているのではないかと個人的には感じました。そして精霊たちの怒りもまた注目すべきところ。民族同士の争い、人間の勝手な行動で動物や自然が脅かされていることへの警告をディズニーは伝えたいのではないかと。
今回はエルサの女性としての人間としての強さを今回は軸に描かれています。エルサのアクション映画と言っても過言ではない(笑)「自分は他人とは違う。普通じゃないかもしれない」という前半の感情から、後半では「自分は自分。自分と向き合い、自分らしく生きていこう」という強さを見つけられて成長できたと感じました。もちろんアナも自分が出来ることをしていこうという女王としての決意を感じました。アナは大切なパートナーを見つけられましたが、続編があるならエルサの恋愛も成就してほしいところ…。どちらかと言えば今回は大人向けのアナ雪でした。オラフは相変わらず可愛い!!
しかしエルサが魔法を使える理由や、両親が旅に出た理由など、細かいところを考えるともう少し説明がほしいかな。エルサが凍るのと溶ける理由が唐突で分からなかった。エルサが第5の精霊としてアレンデールを離れてしまったのも寂しかったです…

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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