製作年:2022年
製作国:アメリカ
日本公開:2022年11月4日
監督:ハリー・ブラッドビア
出演:ミリー・ボビー・ブラウン,ヘンリー・カヴィル,デヴィッド・シューリス
新米探偵のエノーラ・ホームズ(ミリー・ボビー・ブラウン)に、行方不明の少女を探してほしいという依頼が舞い込む。しかし、捜査は思わぬ展開を見せ、エノーラは恐ろしい陰謀に巻き込まれていく。兄のシャーロック(ヘンリー・カヴィル)や友人たちの協力を得て、エノーラは事件を解決すべく陰謀に立ち向かう。
ドラマシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」などのミリー・ボビー・ブラウンが、シャーロック・ホームズの妹であるエノーラにふんするミステリーの第2弾。探偵となったエノーラが、行方不明の少女の捜索に乗り出すもある陰謀に巻き込まれる。前作に引き続きシャーロックを『マン・オブ・スティール』などのヘンリー・カヴィル、二人の母親を『英国王のスピーチ』などのヘレナ・ボナム・カーターが演じる。
ロンドンを舞台に、名探偵シャーロック・ホームズの妹エノーラ・ホームズの活躍を描いたミステリー・アドベンチャー。前作で事件を見事に解決したエノーラは自身の探偵事務所を開設。有名な名探偵の兄と比べられたり、女性だからという理由で世間からは冷ややかな目で見られてしまいます。そんなある日、少女から「行方不明の姉を探して欲しい」という依頼が…。そこからエノーラは巨大な陰謀に巻き込まれてしまうのです。前作ではエノーラ・ホームズの冒険アクション劇といったかんじで、いまひとつ物足りなさを感じてしまいましたが、一人前の探偵になったせいか、前作よりも本作のほうがミステリー要素が強くなっており、最後まで楽しめました。人探しから始まり、殺人、陰謀、組織との対立、女性への差別や社会的立場と話は広がっていきます。人の命よりも利益を優先する企業に対して、エノーラたちが立ち向かっていく姿はとてもカッコ良かったし、実際に起きた女性解放運動の勉強にもなりました。ラストシーンでの女性たちが堂々と歩く姿は感動的。火はたった一つの火種から起きる。お母ちゃん、ナイスタイミング現れるから何者なんだろ(笑)
アクションやラブロマンス要素も満載で、バランスよく作られていたと思います。続編も楽しみにしています。だってシャーロック・ホームズの助手がいよいよ登場するんですもん♪
この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)