絵を真似る難しさ

2016-12-11 18:04:18 | 雪の結晶撮影
 今迄何回か紹介した事のあるロシアの写真家さんが発表している雪の結晶写真。


 僕の当面の目標はこれと同じイメージの雪の結晶写真を撮影することなのだ。

 背景を真似するための方策がデジカメのモニター画面に同じ様な色合いの画像を表示させておいて、 その前面に雪の結晶を置いて撮影すれば、同じ様な写真が撮れるだろう・・・ そんな思惑で撮影装置を準備してきた。 そして「綺麗な形をした結晶を掬い取る事が出来さえすれば、 写真が撮れると想える段階に達した」 ハズだったのだ。

 そこで、 最近は背景画像を似せる事に熱中して作業をして来た。 所がどっこい、 なかなか真似ることの難しさがいろいろと見えて来た。 

 背景画像を描く

 お絵かきフリーソフト”PictBear”を使用して、 ロシアの写真家さんの画像を取り込み、


 スポイト機能を使って背景色のRGB値を確認。 右上隅と左下隅の色が数値的に同じの2色を用意。


 その2色でグラデーション画像を描いた。 そして背景用のデジカメのメモリーに画像データとしてコピーして保存、 それをモニター画面に表示させて撮影するのだが・・・

 モニターの色再現性、 撮影カメラのホワイトバランス設定や撮影時の色調設定、 そんな事どもが関連して、 なかなか同じ色合いの写真が撮れないのだ。

 そして、 どうやら似た色合いの背景画像が用意出来たとしても、

 液晶ディスプレイ特有の問題として撮影用カメラが液晶モニタ画面を見込む角度に依って、 色合いや明るさが異なって撮影されてしまう不具合が発生するのです。

 注意深く上の画像を眺めると右上隅一帯で、 水色の明るさが暗くなっているのが判るでしょう。 これがその問題です。

 この対処としては、 背景を表示するデジカメを置く位置を撮影カメラからの距離を離す事により、 撮影カメラのレンズが液晶モニター画面を見込む角度の違いを少なく出来るので、 悪影響は軽減出来ます。 その事は実験で確認出来ました。 しかし、 小型な木箱に組み込んだ6号機ではその対処はすぐに具体化出来ないので困っているところです。
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