寝床の中でワールドニュース

2012-03-17 10:13:59 | タナカ君的日常
ニュートリノに光速より早いスピードで飛ぶ奴がいる。 そんな「光速より早いものは無い」との定説を覆す実験結果が発表されたのは昨年9月。 当然科学の世界の事ですから、その実験と同じ施設を使い、別の研究者チームによる追試がおこなわれました。 「ニュートリノの飛行時間は光速と同じだった」とその追試結果が公表されたのを受けて世界のメディアがそれを伝えています。 僕も今朝、寝床の中でパソコンを立ち上げて、BBCのWebサイトの科学のページで知りました。

そのBBCのニュース記事の中で 「The results have been posted online.」と実験チームの論文概要を発表したCornell大学のサイトにリンクが張られていました。 一体スイスの実験施設で射出したニュートリノが長距離離れた場所にあるイタリアの施設に到着するまでの時間をどうやって精度よく計測するのか? そんな所に興味があったものだからリンクを叩いて1ページポッキリの論文要約を眺めてみたのですが...  ”524 ns間隔で3ns幅の時間で打ち出したニュートリノを待ち受けて検出した” そんな大雑把な事は判るけれど、ニュートリノの検出系って、どんな特性を持ったものなのか、検出装置に飛び込んで来た奴を電気信号に変換して、時刻を記録するまでにどの程度の時間遅れや精度が有るものか? 「2.2 10^16 p.o.t」. やら 「LAr-TPC」 文中に出てくるそんな専門用語の意味を理解する気持ちにならないまま、 僕の知りたがり気分もそこで頓挫。 「なんだよ実験チームの名前をずらりと並べた分量と、実験結果概要を報告する本文の長さが同じかよ!」そんな捨て台詞を心の中で呟いてお終いです。



 しかし人間の知りたがり心、僕のような個人レベルではWEBを眺めたり、たまに本を買ったりで満足させてますけれど、 こんな広大な敷地の下にトンネル掘って、中を真空に保った金属製の巨大な円形のチューブを設置し、その中で粒子を高速に加速して衝突させるための実験設備を作り、ヒッグス粒子やニュートリノそんな粒子を発生させて遊んでいる。 やってる連中は面白くて堪らんだろうな。 
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