生活資金の管理

2012-03-02 21:15:28 | タナカ君的偏見
 100を越す年金基金を運用する組織がAIJ投資顧問なる会社の高配当を餌にした勧誘に応じ、投資した年金資金の回収がほとんど見込めない状態に陥っているとかで、 ここ数日前から大騒ぎになっている。

 ところで資金の運用・保全で安心して任せられる所ってあるのでしょうか? 株式会社が実行する増資にだって胡散臭い話がゴロゴロしている。 つい最近会社更生法の適用申請したエルピーダメモリなんて多額の増資の果て、 簡単に「資金繰りが付かなくなったので100%減資して会社更生法の適用申請」なんて有様で、今や株券は紙屑と化しつつある。 日本を代表する金融機関の株の利回りなんかでも年利換算3%を越える状態になっていて、これが持続するなら銀行預金しておくより余程ましとも思えるが、利益が本当に出ていての配当なのか? 増資して得た資金の一部を使ったタコ足配当なのか? 本当の所はどうなのか判らん状態に思えてしまう。 大体、会社が開示する決算書類の信頼性、監査法人のお墨付きなんてオリンパスの粉飾決算騒ぎで地に落ちてしまった。 

 ボケた人間の個人資産管理、その一つの解決策であるはずの「成人後見人」制度だって後見人を務める弁護士、あるいは身内の人間が委託された財産をちょろまかしている話も散見する。 今の世の中「宵越しの銭は持たねえ!」と啖呵切ってやせ我慢するしか無い貧乏人は少数で、なにがしかの金を抱え込んだ個人や組織がうようよしてるんだろうな。 振り込め詐欺の被害者が後を絶たないのなんかその最たる証拠でしょうよ。 

 なにかに付けて「惚けつつある」と感じる事の多くなった日常生活。 これを乗り切るには「キチンとした仕事(資金管理)をしてもらうには、相応の報酬を支払う」そんな覚悟で「生活資金の管理は信託銀行に委託するのが本筋かな?」と考えたりもする今日此の頃です。

  ところで待てよ?!

  信託銀行の信頼性ってどうなのよ?

  今迄付き合ったこと無いから全く知らないんだけどさ・・・
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