家庭内映画館

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「テイク・シェルター」・・・(778)

2013-05-03 02:10:26 | Weblog
「テイク・シェルター」TAKE SHELTER
監督・脚本:ジェフ・ニコルズ
出演:マイケル・シャノン、ジェシカ・チャステイン、トーバ・スチュワート、シェー・ウィガム、ケイティ・ミクソン、他
2011年・アメリカ・120分<レンタル>

<STORY>
田舎町で妻と娘と幸せに暮らしていたカーティスは、異常気象に襲われる悪夢を見て以来、その恐怖にとりつかれてしまう。避難用のシェルター作りに没頭するカーティスに対し、家族や周囲の人々は次第に不信感を募らせていくが...

途中まで観たところで非常にM・ナイト・シャマランの作風に似てるな~と感じました。
いわゆる”一ネタ”で引っ張って最後に”ドーン!”みたいな(笑)
まぁこちらはシャマラン監督と違って最後の感じはちょっと違いますが。

上記の通り一ネタものなので書くことあんまり無いんですよね~
嵐がやってくるといって、仕事も家族も人間関係も顧みずシェルターを作り続ける男。
彼は予知夢を見たのか?それとも狂っているのか?ということを2時間かけて描いていきます。
オチを書くとネタバレになりますし、そうなるともうこの映画の価値は無くなりますので書きませんが
個人的にはちょっと中途半端かな~と思います。

ドラマとしては悪くないと思うんです。
一人の男が狂気にかき立てられる様を描き、社会から孤立していく中で
それでも夫を支えていこうとする妻と耳の不自由な娘との家族愛が描かれています。
そんなヒューマンドラマとエンターテイメントスリラーの間を行ったり来たりしながら
何とも煮え切らないな~っていう印象が残りました。

あとちょっと長いですね。
確かに男が悪夢を見てシェルター作りに執着していく様子を静かに淡々と描いて
怖さを増幅させるのにこの長さは必要だったのかも知れませんが
全体的に静かな作品なので正直言って退屈な印象は否めませんね。
様々な映画祭で絶賛された作品のようで、確かにそういう評価を受ける感じはわかりますが
個人的にはちょっと微妙な作品でした。


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