アメリカの銀行というのは本当に原始的である。そもそも未だに個人用小切手(パーソナル・チェック、もしくは単にチェック)が、普段の買い物から給料、公共料金に至るまで、生活のあらゆる場面で主要な支払い手段として君臨している事実からしてスゴい。小切手なんて、もしかすると西部開拓時代からあったんじゃないの?(知らないけど)
唯一の例外は、Paypalが主要決済手段になっているeBay(日本のヤフオクのような、アメリカで一人勝ちのオークションサイト)ぐらいか。
アメリカの銀行がいかに原始的かについては、ちょうどいい具合にこんな記事を目にしたので、日本の皆様はまずはこれを読んで予習してください。私自身、この記事を読んで初めて知った驚愕の事実もあった。普段から遅れているとは思っていたけど、まさかここまでとは、今さらながら呆れ果てた。
さて、そんなわけで小切手が主要な金銭授受の手段である以上、個人が小切手を銀行の自分の口座に預金する場面も多い。銀行の窓口に並ぶのが面倒だったり、窓口が閉まっている時間だったら、当然、ATMを利用して預金する。アメリカでは、現金でも小切手でも預金専用の封筒に入れ、合計金額や自分の名前などを封筒の表に書き(書かなければいけない内容は、銀行によって異なる)、その封筒ごとATMに預けるのである。もちろん、アメリカのATMは日本のATMのように預けたお金を数えてくれたりしない。いくら預けたかは、自分でATMに入力する。
93年にアメリカに来た当初から、間違った数字を入力してしまったらどうなるなろう?と、ずっと疑問だった。さすがに後で銀行員が確認して、大元のデータから直すんだろうなぁ、などと漠然と思っていた。
私もかれこれ在米14年と数カ月になるが、先週、ついにやってしまった。ATMのタッチパネルで預金金額を入力する際、00とすべき下2桁(セントの位)を、うっかり08とタッチしてしまったのだ。急いでいたのでその場では気付かず、家に帰って明細書を見て気付いた。預金用封筒にはちゃんと正しい数字を書いたものの、機械が認識している数字は私が入力した数字であるから、明細書にプリントされた私の口座残高は、実際より8セント多かった。
その時は、まぁ翌日には記録が修正されているだろうぐらいに考えていた。行員がATMから封筒を取り出し、中身とATMの記録を照合すればすぐに分かることである。預けたのは現金だったから、封筒に小銭が入っていないことなんか一目瞭然だ。
・・・甘かった。かれこれ5日も経つのに、インターネット経由で自分の口座の明細を見ても、その日の入金金額は私が入力したままの数字になっている。再びATMを使った際に出てきた明細書の口座残高も、実際より8セント多いままだ。
たかが8セント、されど8セント。ATMに顧客が入力した数字と実際の預金額を、誰か照合しないのかよ?! そんなことで本当にいいのかよ?! 8万ドルなら直すけど、8セントなら放っておくとか、そういう問題じゃないと思うが、実は単に誰も間違いに気付いていないのか・・・?!
本当に大丈夫か?! アメリカの銀行・・・
ちなみにその銀行とは、世界中で事業を展開しているメガバンク、CITI BANKです。
唯一の例外は、Paypalが主要決済手段になっているeBay(日本のヤフオクのような、アメリカで一人勝ちのオークションサイト)ぐらいか。
アメリカの銀行がいかに原始的かについては、ちょうどいい具合にこんな記事を目にしたので、日本の皆様はまずはこれを読んで予習してください。私自身、この記事を読んで初めて知った驚愕の事実もあった。普段から遅れているとは思っていたけど、まさかここまでとは、今さらながら呆れ果てた。
さて、そんなわけで小切手が主要な金銭授受の手段である以上、個人が小切手を銀行の自分の口座に預金する場面も多い。銀行の窓口に並ぶのが面倒だったり、窓口が閉まっている時間だったら、当然、ATMを利用して預金する。アメリカでは、現金でも小切手でも預金専用の封筒に入れ、合計金額や自分の名前などを封筒の表に書き(書かなければいけない内容は、銀行によって異なる)、その封筒ごとATMに預けるのである。もちろん、アメリカのATMは日本のATMのように預けたお金を数えてくれたりしない。いくら預けたかは、自分でATMに入力する。
93年にアメリカに来た当初から、間違った数字を入力してしまったらどうなるなろう?と、ずっと疑問だった。さすがに後で銀行員が確認して、大元のデータから直すんだろうなぁ、などと漠然と思っていた。
私もかれこれ在米14年と数カ月になるが、先週、ついにやってしまった。ATMのタッチパネルで預金金額を入力する際、00とすべき下2桁(セントの位)を、うっかり08とタッチしてしまったのだ。急いでいたのでその場では気付かず、家に帰って明細書を見て気付いた。預金用封筒にはちゃんと正しい数字を書いたものの、機械が認識している数字は私が入力した数字であるから、明細書にプリントされた私の口座残高は、実際より8セント多かった。
その時は、まぁ翌日には記録が修正されているだろうぐらいに考えていた。行員がATMから封筒を取り出し、中身とATMの記録を照合すればすぐに分かることである。預けたのは現金だったから、封筒に小銭が入っていないことなんか一目瞭然だ。
・・・甘かった。かれこれ5日も経つのに、インターネット経由で自分の口座の明細を見ても、その日の入金金額は私が入力したままの数字になっている。再びATMを使った際に出てきた明細書の口座残高も、実際より8セント多いままだ。
たかが8セント、されど8セント。ATMに顧客が入力した数字と実際の預金額を、誰か照合しないのかよ?! そんなことで本当にいいのかよ?! 8万ドルなら直すけど、8セントなら放っておくとか、そういう問題じゃないと思うが、実は単に誰も間違いに気付いていないのか・・・?!
本当に大丈夫か?! アメリカの銀行・・・
ちなみにその銀行とは、世界中で事業を展開しているメガバンク、CITI BANKです。