おねえちゃんの独り言

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(・・・って、そのまんまだけど)

戻し減税

2008-05-14 04:39:27 | Weblog
 ブッシュ政権は、景気対策として納税者1人あたり300〜600ドルの「戻し減税(要するに政府が納税者にお小遣いをくれる)」を実施すると発表していた。5月中に実施されるということだったが、先週末、友人が銀行口座に600ドル振り込まれていたと喜んでいた。それを聞いてうちの口座も確認してみたところ、5月9日付けで財務省から「TAX REFUND」が入金されていた。
(2007年度の税金の還付申告の際に銀行振込を指定した人には、銀行振込で送金しているものと思われる。それ以外の人の元には小切手が郵送されているはずである)
 この「戻し減税」についてニュースで聞いたときは、本当にそんなことをするのか?!と半信半疑だったが、本当に振り込まれていた・・・。いやまあ正式に発表されていたのだから当たり前なんだけど、それにしてもやっぱり驚きである。
 一体全体どこの馬鹿が、そんなことをして景気対策になると考えたんだ?! 言い出したヤツの顔が見たい。超付け焼き刃、その場しのぎもいいとこで、とても「対策」なんて呼べるもんじゃない。この不景気で物価上昇しまくりのご時世に、誰が300〜600ドルの臨時収入があったからって、じゃぁお買い物に行きましょう♪って景気の昂揚に繋がるような予定外の消費をするってんだよ?! 借金の返済に回すか、天井知らずの上昇を続けるガソリン代や食料品などの生活必需品の支払いでアッという間に消えてなくなるに決まってる。ほんと〜にアホくさい。
 そもそもアメリカという国の財政が大赤字のくせに、そんなことやってる場合か?! ドルを大増刷してしのいでるらしいけど、悪循環としか言いようがない。
 ブッシュ政権はもうすぐ終わりだから今さら人気取りをする意味もない。次は恐らく民主党政権になるだろうから、ブッシュがどうにもならないほど大赤字にしたツケを(おそらくは民主党の)次期政権に負わせて、次期政権を滅茶苦茶にするための作戦なのか???
 そりゃ確かに臨時にお小遣いがもらえりゃ誰だって嬉しいよ。嬉しいけど、そんなことのために国の財源を浪費して、教育や福祉などのサービスの質が低下したんじゃ、元も子もない。
 これが日本だったら「単なる無策・無能・行き当たりばったり」ということも考えられる。しかしアメリカの場合、一見滅茶苦茶に見える政策も必ず誰かが用意周到な計画の元に裏で糸を引いている。誰か、アメリカ国家の財政を破綻させたいヤツが内部にいて、浪費の目的が戦争ばかりというのもなんだから、たまには国民を喜ばす浪費をしてやろうとでも考えたのか・・・?
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