おねえちゃんの独り言

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(・・・って、そのまんまだけど)

歯医者その後(アメリカの健康保険システムがクソ以下だというお話)

2021-03-04 10:23:28 | Weblog

庭の芝生がだいぶ茂ってきました、春近し(本文とは関係ありません)

 2月18日に書いた、ダンナの歯痛のお話の続きである。
 これまでの流れをざっと書くと、ずっと我慢していた歯痛に耐えかねて、近所にある歯医者に行ったのが2月12日。この歯医者は、2020年からカリフォルニア州で健康保険加入が強制になったのに伴い、保険加入した際に適当に選んだ。
 ここがまたクソ面倒くさいのだが、アメリカの歯医者は専門が細かく分かれている。保険加入時に選択する「Primary Care」の歯医者は、神経治療や手術、矯正などの専門的な治療をしない(ことが多い、おそらく)。例えば「Primary Care」の歯医者が根管治療が必要だと思ったら、神経治療を行う専門医に患者を送り、神経治療が終わったらまた元の歯医者に戻って「被せ物」を作る、という、クソ面倒な流れになる。
 というわけで、ダンナの神経治療は近所の「Primary Care」歯医者(以下、P歯科医と書く)ではできないから、P歯科医は保険会社に、専門医を紹介するように手紙を送った。ここも本当にクソ面倒くさい。いちいち保険会社に聞かないと専門医にも行けないアメリカの健康保険システムは、本当にクソである。
 歯が痛いというのに、待たされること10日間。22日にようやくP歯科医から、保険会社から書類が届いたという連絡があった。てっきり保険会社から患者に直接手紙が来るのかと思ったら、歯医者に届くのかよ!
 でもって、その紹介状の写真をメールしてもらい、書かれていた神経治療の専門医(以下、WDグループ)に電話をかける。ここは直営だかフランチャイズだか知らんが、グループで何カ所も歯科医を運営しているようだ。
 紹介状に書かれていた電話番号や住所は、グループ内の特定の歯科医で、「ここに行け」と指定してきている。なので、その番号に電話するも、保留音が延々と流れたり録音メッセージに従って何度も番号を選択したりで、なかなか人間と話せない。5分もかかってようやく人間と話せたと思ったら、ダンナの予約だって何度も行ってるのに、「で、あなた自身の予約を入れない? 矯正しない? 初回の相談は無料。○日の×時でどう?」と、しつこく勧誘してきて、殺意が湧く。この無益な会話でまた5分以上無駄にする。
 ようやく諦めた相手が、今度は電話をWDグループ全体の予約センターらしきところへ転送する。またまた保留音で待たされる・・・。
#あぁ~~~!!! クソ面倒くせぇ~~~!!!
 やっとまともな人間(コールセンターのプロ)と話せて、あれやこれやと説明した後、2日後の24日に予約を入れてもらう。
 ここまでは、まだ良かったのだが、翌23日になって、センターではなく行く予定の歯科医から直接、予約を延期する電話があり、ナント、予約を勝手に1週間も延期されてしまう(この電話は、ダンナに直接かかってきた。私だったら、バリバリ文句言って、絶対に延期させないんだが)。
 マジ、ふざけるな! 歯痛に耐えかねて最初に歯医者に行ってから、すでに10日以上耐えているのに、さらに1週間、待たせるのか? 紹介状に「Emergency」と書いてはあるけど、何の意味もないじゃん!
 でもって、待ちに待った3月3日、最初にP歯医者に行ってから20日。保険会社指定の歯医者に行ったダンナは、予想外に早い時間に、仏頂面で帰ってくる。
 レントゲンだけ撮って治療は何もせず、「専門治療が必要になるので治療できるのは4月になると思う、またこちらから連絡する」と言われたそうな。いや、んなこたぁ分かってるよ! そもそも専門治療が必要だから、紹介されて来てんじゃん! ナメてんのか?!
 ちなみに、抗生物質や痛み止めの処方すら、「必要ない」と拒否したそうである・・・。
(余談だが、P歯医者とそのスタッフは非常に親切で、行った際に処方された抗生物質と痛み止めがなくなり、専門医の予約も延期され、困り果てて連絡をしてみたところ、休診日だったにもかかわらずスタッフが歯科医と連絡を取って薬局に再処方の連絡を入れてくれた。お陰で、かなり酷かった歯茎の腫れが、ほぼ収まった)

 WDグループというか、グループ内の保険会社指定してきた歯科医の、あまりにもふざけた対応に呆れ果て、耐えかねて、結局、以前何度か診てもらったことのあるY歯医者に予約を入れる。今の家からは遠いし、保険も使えないが、どうしようもない。「Emergency」の患者を4月まで待たせるなど、ふざけ過ぎている。
 ちなみに、Y歯医者の治療費の見積もりは大体855ドル也。行ってみないと正確には分からないが、諸経費が追加されてなんだかんだで1000ドルコースだろう。なんか最近、金のかかることばっか!!!

 ってか、そもそもアメリカの健康保険制度が悪い!!! ふざけるな!!! 強制されたって困った時に使えないんじゃ、加入している意味がまったくない!
 どこの歯医者にでもかかれるシステムであれば、もうとっくに治療自体が終わってるわ!!!
 それなのに、治療がまだ始まってすらいない。(Y歯医者の予約がまた1週間後で3月10日)
 100万回言っても足りないけど、アメリカの健康保険制度ってほんっとぉ~~~にクソ!!! クソ以下!!! 加入を強制する前に、このクソシステムを何とかしやがれ!!!

追記:
 1週間延期された挙げ句に何もせずに帰されたWDグループの診療(?)からさらに2日後の3月5日、ナント! いまさら今さら今更、保険会社からWDグループを紹介する手紙がうちに届いた・・・!
 P歯科医にかかってから、実に3週間後である。しかも、「Emergency」などと寝ぼけたことが書いてありやがる。
 ってことは、親切なP歯科医が2月18日にわざわざ連絡してくれていなくて、素直に保険会社からの手紙が家に届くのを待っていたら、専門的な歯科医を紹介されるためだけに3週間もかかっていたわけだ! そして3週間も経った今からWDグループに電話して、二日後の予約が1週間延期されて・・・という経過をたどらなければならなかったわけだ・・・!
 真剣に、ふざけるな!!! 100回死んでくれ!!!
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