薄暮のラスベガスに映える新名所「スフィア」
先週、随分と久しぶりにラスベガスに行った。今年の夏休みは、前半の4週間、娘がベルリン留学に行ったので、親子で長期の旅行には行かない。しかし残りの5週間、ずっと家にいるのもつまらないので、ちょっとした息抜きに近場のラスベガスへ行ってきた。
ラスベガスには、仕事でも遊びでも、数え切れないぐらい行った。ただここ最近はご無沙汰で、最後に行ったのは10数年前か・・・?
というわけで、かなり久しぶりのラスベガスだったのだが、すっかり様子が変わっていて驚いた。ストリップ(ラスベガス中心部の大通り)のホテルの大半がMGMに買収されていて、それに伴ってナント!!! どこもかしこも駐車場が有料になっていたのである!!!
ラスベガスの駐車場なんて、どこもだだっ広くて遠くて分かりにくくて、でも(特別なイベントがある時を除いて)基本的に無料だからまあいいか、という感じだったのに、遠くて分かりにくい上にいちいち18ドル前後の金を取りやがる。しかも宿泊客からまで!!!
いや、マンハッタンのホテルが宿泊客から駐車場代を別料金で請求するなら分かるよ(そもそもマンハッタンのホテルに車で来る観光客もあまりいないだろうけど)。広大な土地があるラスベガスのホテルが、駐車スペースだって膨大なのに、なんで宿泊客からまで駐車料金を取るんだ?!
いや宿泊しなくたって、駐車場代無料で気楽に来てもらってカジノでお金を使ってもらう・・・というのがラスベガスじゃなかったんかい???
なんなんだ、あのふざけたぼったくりは?! あれじゃ気楽にあちこちのカジノを覗けない(そもそも今回は未成年の娘と一緒なのでカジノには行かないが、昔はあちこちのカジノを渡り歩くのがラスベガスの楽しみだった)し、ショーやアトラクションに行くにも不便でしょうがない。
#MGM帝国、最悪だな・・・
ストリップの大型駐車場で無料なのは、今やファッションショーモールぐらいのものらしい。土産物屋や小さなモールの駐車場はさすがに無料だったが、もちろんそこで買い物をしている間しか使えない。ホテルに属さない公共駐車場もあるそうだが、分かりにくくて前もって知ってなきゃ利用できない上に、料金も大して変わらない。本当に何なんだ?!
移動にはバスが便利だという話も聞いたが、一日乗り放題で一人8ドルという微妙なお値段。MGM帝国運営の無料モノレールもあるが、限られたホテル間を結んでいるだけで、行きたい場所に行けるとは限らない。なんだかなぁ~。どうしてこうなってしまったのか・・・。
ついでに、今回の旅行を終えてから急に、MGMから宣伝メールがガンガン届くようになったのも不気味。今回のホテルの予約はMGMのサイトではなく、旅行関連予約サイトから行っていて、しかもそのサイトで使用しているのとは別のメルアド宛に宣伝メールが届くのである。おそらく、現在MGM系列になっているホテルを遠い昔に利用した際、宿泊者情報として登録したメルアドが未だに保存されていて、今回の宿泊者名(私の名前)から「再びアクティブになった」と認識されて宣伝メールを送り始めたのだろうが、ぶっちゃけ、ウザいんですけど。同姓同名だったらどうすんだよ?! そもそもそんな昔の顧客情報、まだ保管してたのかよ。10年ぐらい利用がなかったら破棄しろよ。
#MGM帝国おそるべし。
強烈な暑さにも驚いた。最高気温は連日40度超え、すごいのは最低気温も連日30度を超えていることだ。ロサンゼルス界隈だったら日中かなり暑い日でも日没と同時にぐっと気温が下がる。同じ砂漠気候なのにどうしてこうも日没後の気温の下がり具合が違うのか、不思議である。ってか、昔、真夏に行ったこともあるが、こんなに暑かったかなぁ?(仕事だったから気温なんか気にしていなかっただけかもしれないけど)
と思ったけど、日本のニュースで報道されている日本各地の連日の尋常じゃない暑さは、湿度が高いだけにラスベガスよりもっと過酷かも・・・。