(本文とは関係ありません)
今日は、子どもの学校に教科書を返しに行った。3月13日に突然、学校閉鎖が決まり、自宅学習用にとりあえず社会科(歴史)の教科書だけ持たされて帰ってきた。
ちなみに、アメリカの社会科の教科書は百科事典か図鑑か、というぐらい大きくて分厚くて重い。そして、あくまで貸与である。宿題に必要な時だけ持って帰ってくるが、普段は教室に置いたままになっている。そして次の年度には次の生徒が使うので、大切に扱わなくてはならない。
他の教科については、ぶっちゃけ、よく分からない。算数は、ワークブックというのか、説明と書き込み式の練習問題が一冊になっているものを、さすがにこれは使い捨てというか使い切りとして配られているようだ。理科は、たぶん社会科同様、分厚いのが教室内で貸与されている。たまに宿題用に持ち帰っている気がする。英語(国語)はどうやって学んでいるのか、まったく不明。
何しろ、時間割などというものが存在しない。いや、先生達の間では存在するのだろうが、日本のように印刷して配られたりしないし、時間割に合わせて教科書やノートを鞄に詰めるという作業もないので、まったく分からないのである。
ちなみに体育の授業もあるにはあるが、着替えずにそのまま適当に走ったり体操したりする程度らしい。アメリカの国としての小学校の指導要領に「体育」はないそうで、学校区によっては全く体育の授業をやらないこともあるらしい。うちの子の学校は、適当でも少しは運動するだけマシということのようだ。なので、何曜日に体育があるのかも、高学年になるまで分からなかった(低学年のうちは聞いてもちゃんと答えてくれなかったので)。
唯一、音楽が火曜日にあることだけは、学校区から借りた楽器(4年生の頃はバイオリン、5、6年生はサックス)を持って行かなければならないので分かる。音楽の授業は選択式で、楽器は選べる。何も選ばないと「歌」になるらしい。
というわけで、(結局家ではまったく使わなかったのだが)学校から持ってきてあったクソ重い歴史の教科書を、ドライブスルー方式で返却するために久しぶりに子どもの学校へ行ってきた。
帰り道にドラッグストアに寄った。3月頭に大型パックを買ったところだったので、しばらく買わずに済んでいたトイレットペーパー。予備が残り1ロールになったので、さすがにそろそろ買っておこうと考えたのだ。
いつもはTARGETの自社ブランドのトイレットペーパーを愛用しているのだが、先日TARGETに行った際は、トイレットペーパーの棚は見事に空だった。
トイレットペーパー自体は、ダラーショップ(日本の100均みたいな店)や先日行った日系スーパーにも置いてはあった。ただ、妙に1ロールが細かったり巻きが緩くてすぐになくなりそうだったり、聞いたこともないブランドで紙がすぐに破れそうだったりしたので、買わなかった。
やはり名のあるブランドのちゃんとしたトイレットペーパーを買いたいということで、今日は全米チェーンのドラッグストアに行ってみたのだが、ナント!!! トイレットペーパーの棚は見事に空だった!!!
なんで??? どうして??? トランプの非常事態宣言からもう2ヶ月半も経ち、大抵の物は在庫が戻っているのに、なにゆえ、大手ブランドのトイレットペーパーは未だに売り切れなのか???
こうなったら贅沢は言っていられない。次にどこかでトイレットペーパーを見かけたら、とりあえず買っておかないとなぁ。
先日、またしても黒人が白人警官に殺された。白人による黒人殺し、警官による黒人殺し、どちらも一体どれだけ繰り返せば気が済むのか?!と思うほど、年がら年中起こっている。そして今回は、両方が合わさった「白人警官による(非武装の)黒人殺し」である。
現地、ミネアポリスでは怒り狂った人々のデモが破壊行動にまで発展して大変なことになっているようだが、ここロサンゼルスでもおとといのデモは凄かった。みんなコロナ禍でストレスが溜まっているから、ここぞとばかりに「外出して」「集まって」「はき出して」いる。
今のところ、ロサンゼルスではパトカー襲撃、高速道路占拠ぐらいで、無差別な略奪行為には走っていないようだが、コロナ不況は底知れず、人々の怒りやストレスはマグマのように溜まりに溜まって、いつ92年の「LA暴動」が再現されてもおかしくない。
いよいよ恐ろしいことになってきたな、新型コロナ禍。