アメリカでは、年がら年中集団訴訟が起こされている。よほど規模の大きい物や、注目を集めている集団訴訟はニュースになるが、ニュースにもならない集団訴訟が、それこそ毎日のように起こされているに違いない。
そしてまた、これには本当に毎回驚かされるのであるが、集団訴訟の原告に該当する人間を感動的なまでに見つけ出して現住所に通知を送ってくるのである。大抵、集団訴訟なんて何年も前に、時には10年以上前に起きた事象に対して起こされる。その集団訴訟を起こした人たちのみならず、該当者全員が配当(法的にこの用語でいいのかどうか不明だが、とにかく訴訟に勝った場合、あるいは企業が和解に応じた場合には、なにがしかの利益が該当者にもたらされる)にあずかれるように、ちゃんと通知が来るのである。
私のところにも、これまで多数の集団訴訟の通知が来た。ぱっと思い出す物を以下に書いてみる。
・グッチの店舗で支払いの際に住所を書かせたことに対する訴訟
・何のサービスだったか忘れたが早期解約者に違約金を課したことに対する訴訟
・具体的内容は忘れたが、スポーツクラブ会員による訴訟
・具体的内容は忘れたが、全米規模の大手ISPに対する訴訟
・具体的内容は忘れたが、全米規模の大手携帯電話会社に対する訴訟
・具体的内容は忘れたが、たまたま買ったマタニティ衣料品の店に対する訴訟
・海外でクレジットカードを使った際の手数料に関するカード会社に対する訴訟
他にもたくさん届いたが、忘れてしまったものも多々ある。電力会社だったかガス会社だったかに対する訴訟もあったような気がする。
それで、どうなるのかって? 大抵は、通知が届いた時点で自動的に原告団の一員にされている。通知に書かれた期限までに離脱手続きをしない限り、そのまま原告として扱われる(その代わり、同じ件に関して別の訴訟を起こすことはできない)。
また、該当するかどうか分からないがとりあえず通知を送ったから、該当し、なおかつ訴訟に参加する場合は、期限までに(大抵はウェブサイトで)手続きをしてくれ、というものもある。
勝手に原告にされている場合はともかく、ほとんどが何年も前の話だし、該当者は手続きしろって言われたって、そのサービスをいつ解約したかとか、違約金いくら払ったかとか、んなこといちいち覚えてないっっての!!!ということも、よくある。
そして、実際に賠償金なり、なにがしかのお詫びの品(?)が届くのは、集団訴訟の通知が届いたうちの1/3ぐらいか? お金の場合は(大抵は数ドルという微々たる額だが)小切手が郵送されてくる。グッチの場合は、次回の買い物に使えるバウチャーが、確か50ドル分ぐらい送られてきたような気がするが、そもそもたまたま贈り物のためにグッチで1回買い物をしたら原告団になってしまったというだけである。他にグッチで買う物なんてないから、結局そのバウチャーは期限内に使うことなく無駄にした。スポーツクラブから、お詫びに(?)無料で何日間か利用できる券というのも届いたことがあるが、継続して利用してくれと勧誘されたら鬱陶しいから使わなかった。小切手なら少ない金額でもついでの時に銀行に預金して無駄にはならないが、小切手以外の賠償は、結局、無駄になることが多い。
それにしても、何年も昔の該当者をしっかりとリストアップして、しかも何度も引っ越してるのにどこぞから現住所をちゃんと調べてハガキを送ってくるのには、いつも本当にびっくりするというか、はっきり言って気持ちが悪い。一体全体どこから現住所を見つけてくるのか。郵便局の転送届を何回分も追跡するのか?(何回も引っ越してるのに、しつこくしつこく届き続けるDMもあるケド) まったくもって、不思議だ。
さて最近も、大韓航空とアシアナ航空の価格協定に対する集団訴訟のお知らせが来た。確かに大韓航空に乗ったことはあるけれど、相当昔の話である。どこでどうやって、私の名前と現住所を調べたんでしょうねぇ・・・。航空会社の乗客名簿って、半永久的に取っておくものなのか??? さらに名前が分かったところで、どうして私の現住所が分かるんだ?! 当時から4回は引っ越してますけど。そもそも航空券を購入する時って、航空会社に乗客の住所の情報まで行くものだっけ???
でもってこれは、該当する場合はウェブサイトで手続きをしてくれ、というタイプ。それがまた、2000年元旦から2007年8月1日までの間に大韓航空、もしくはアシアナ航空を何回利用したか、利用した年と搭乗したクラスも合わせて申告しろ、というもの。んなこと、いちいち覚えてるヤツがいるかよ! 毎回必ず大韓航空を使う、などという人だったら、もしかしたら分かるかもしれないが、私はかつてはその時々で一番安い航空会社を利用していた(近年は、マイレージ縛り状態)。みんな、記憶に頼って適当に申告するのかなあ。でも万が一、証明するものまで出せと言われたら、原告団に加われる人ってものすごぉ~く限られるよなあ。5年を過ぎたら、税務申告にかかわるレシートの保管義務もないし、個人旅行の場合ならなおさら古い航空券のレシートや搭乗券の半券なんて捨ててるでしょう・・・?
私はとりあえず、そのウェブサイトにアクセスしてみたものの、何年に何回搭乗したという部分を入力できずに初回アクセスはあえなく撃沈。昔の日記をひっくり返せば、もしかしたら分かるかもしれないが、確信はないし面倒だ。かつては日本に行く度に、問い合わせた代理店と航空会社、価格を表(エクセルファイル)に記入していたが、最近は代理店による価格の差もほとんどなくなった上にオンラインで自分で購入することがほとんどなので、その表もいつの間にかパソコンから削除されていた。古いバックアップCDを調べれば、もしかしたら保存してあるかも・・・と、まずはこの10年近く開いてもいないようなメディア管理ソフトを開き、そのソフトで内容物のリストを作ってあるバックアップCDをチェックしてみたら・・・ありました、ありました。2003年下半期のバックアップCDに、その表が保存してありました。そこでそのCDを引っ張り出してきたところ、幸い、まだ読める状態で(以前、書いたように、10年を過ぎた自作CDはかなりの確率で読めなくなっている)、いつ何回、大韓航空を利用して日本に行ったかが判明。あ~ら私ったら、なんて几帳面! この時ばかりは勝ち誇ったような気分で、先のサイトに再度アクセスし、原告団に参加するための申告を済ませたのであった。
はてさてこれで、何か起こるでしょうか? 来年あたり、何かしらの戦利品が届くかな~? 小切手だったら嬉しいけど、大韓航空利用時の50ドル引きバウチャーとか送られてきても、使いようがなくて困る。もしそうだったら、今回の集団訴訟は骨折り損のくたびれもうけだなあ・・・
そしてまた、これには本当に毎回驚かされるのであるが、集団訴訟の原告に該当する人間を感動的なまでに見つけ出して現住所に通知を送ってくるのである。大抵、集団訴訟なんて何年も前に、時には10年以上前に起きた事象に対して起こされる。その集団訴訟を起こした人たちのみならず、該当者全員が配当(法的にこの用語でいいのかどうか不明だが、とにかく訴訟に勝った場合、あるいは企業が和解に応じた場合には、なにがしかの利益が該当者にもたらされる)にあずかれるように、ちゃんと通知が来るのである。
私のところにも、これまで多数の集団訴訟の通知が来た。ぱっと思い出す物を以下に書いてみる。
・グッチの店舗で支払いの際に住所を書かせたことに対する訴訟
・何のサービスだったか忘れたが早期解約者に違約金を課したことに対する訴訟
・具体的内容は忘れたが、スポーツクラブ会員による訴訟
・具体的内容は忘れたが、全米規模の大手ISPに対する訴訟
・具体的内容は忘れたが、全米規模の大手携帯電話会社に対する訴訟
・具体的内容は忘れたが、たまたま買ったマタニティ衣料品の店に対する訴訟
・海外でクレジットカードを使った際の手数料に関するカード会社に対する訴訟
他にもたくさん届いたが、忘れてしまったものも多々ある。電力会社だったかガス会社だったかに対する訴訟もあったような気がする。
それで、どうなるのかって? 大抵は、通知が届いた時点で自動的に原告団の一員にされている。通知に書かれた期限までに離脱手続きをしない限り、そのまま原告として扱われる(その代わり、同じ件に関して別の訴訟を起こすことはできない)。
また、該当するかどうか分からないがとりあえず通知を送ったから、該当し、なおかつ訴訟に参加する場合は、期限までに(大抵はウェブサイトで)手続きをしてくれ、というものもある。
勝手に原告にされている場合はともかく、ほとんどが何年も前の話だし、該当者は手続きしろって言われたって、そのサービスをいつ解約したかとか、違約金いくら払ったかとか、んなこといちいち覚えてないっっての!!!ということも、よくある。
そして、実際に賠償金なり、なにがしかのお詫びの品(?)が届くのは、集団訴訟の通知が届いたうちの1/3ぐらいか? お金の場合は(大抵は数ドルという微々たる額だが)小切手が郵送されてくる。グッチの場合は、次回の買い物に使えるバウチャーが、確か50ドル分ぐらい送られてきたような気がするが、そもそもたまたま贈り物のためにグッチで1回買い物をしたら原告団になってしまったというだけである。他にグッチで買う物なんてないから、結局そのバウチャーは期限内に使うことなく無駄にした。スポーツクラブから、お詫びに(?)無料で何日間か利用できる券というのも届いたことがあるが、継続して利用してくれと勧誘されたら鬱陶しいから使わなかった。小切手なら少ない金額でもついでの時に銀行に預金して無駄にはならないが、小切手以外の賠償は、結局、無駄になることが多い。
それにしても、何年も昔の該当者をしっかりとリストアップして、しかも何度も引っ越してるのにどこぞから現住所をちゃんと調べてハガキを送ってくるのには、いつも本当にびっくりするというか、はっきり言って気持ちが悪い。一体全体どこから現住所を見つけてくるのか。郵便局の転送届を何回分も追跡するのか?(何回も引っ越してるのに、しつこくしつこく届き続けるDMもあるケド) まったくもって、不思議だ。
さて最近も、大韓航空とアシアナ航空の価格協定に対する集団訴訟のお知らせが来た。確かに大韓航空に乗ったことはあるけれど、相当昔の話である。どこでどうやって、私の名前と現住所を調べたんでしょうねぇ・・・。航空会社の乗客名簿って、半永久的に取っておくものなのか??? さらに名前が分かったところで、どうして私の現住所が分かるんだ?! 当時から4回は引っ越してますけど。そもそも航空券を購入する時って、航空会社に乗客の住所の情報まで行くものだっけ???
でもってこれは、該当する場合はウェブサイトで手続きをしてくれ、というタイプ。それがまた、2000年元旦から2007年8月1日までの間に大韓航空、もしくはアシアナ航空を何回利用したか、利用した年と搭乗したクラスも合わせて申告しろ、というもの。んなこと、いちいち覚えてるヤツがいるかよ! 毎回必ず大韓航空を使う、などという人だったら、もしかしたら分かるかもしれないが、私はかつてはその時々で一番安い航空会社を利用していた(近年は、マイレージ縛り状態)。みんな、記憶に頼って適当に申告するのかなあ。でも万が一、証明するものまで出せと言われたら、原告団に加われる人ってものすごぉ~く限られるよなあ。5年を過ぎたら、税務申告にかかわるレシートの保管義務もないし、個人旅行の場合ならなおさら古い航空券のレシートや搭乗券の半券なんて捨ててるでしょう・・・?
私はとりあえず、そのウェブサイトにアクセスしてみたものの、何年に何回搭乗したという部分を入力できずに初回アクセスはあえなく撃沈。昔の日記をひっくり返せば、もしかしたら分かるかもしれないが、確信はないし面倒だ。かつては日本に行く度に、問い合わせた代理店と航空会社、価格を表(エクセルファイル)に記入していたが、最近は代理店による価格の差もほとんどなくなった上にオンラインで自分で購入することがほとんどなので、その表もいつの間にかパソコンから削除されていた。古いバックアップCDを調べれば、もしかしたら保存してあるかも・・・と、まずはこの10年近く開いてもいないようなメディア管理ソフトを開き、そのソフトで内容物のリストを作ってあるバックアップCDをチェックしてみたら・・・ありました、ありました。2003年下半期のバックアップCDに、その表が保存してありました。そこでそのCDを引っ張り出してきたところ、幸い、まだ読める状態で(以前、書いたように、10年を過ぎた自作CDはかなりの確率で読めなくなっている)、いつ何回、大韓航空を利用して日本に行ったかが判明。あ~ら私ったら、なんて几帳面! この時ばかりは勝ち誇ったような気分で、先のサイトに再度アクセスし、原告団に参加するための申告を済ませたのであった。
はてさてこれで、何か起こるでしょうか? 来年あたり、何かしらの戦利品が届くかな~? 小切手だったら嬉しいけど、大韓航空利用時の50ドル引きバウチャーとか送られてきても、使いようがなくて困る。もしそうだったら、今回の集団訴訟は骨折り損のくたびれもうけだなあ・・・