おねえちゃんの独り言

「おねえちゃんの独り言」のブログ版
(・・・って、そのまんまだけど)

駐禁

2010-07-04 14:26:45 | Weblog
 前回の続き。どうして駐禁を切られたかのお話。
 その日、私は空港へ人(以降、M)を出迎えに行った。空港ターミナル前の道路は駐禁がうるさいことは分かっていたから、最初から車は駐車場に入れて人間だけでターミナルへ迎えに行くつもりだった。ところが、空港に向かっている途中で、予定より早くすでに飛行機が着陸したという電話がMからかかってきた。国際便なので、着陸してからも入国審査やら税関やらの長い道のりがある。この時点でも、私は車は駐車場に入れるつもりだった。
 さて空港エリアに到着し、目的のターミナルの駐車場に入れるつもりで、そのための車線を走っていたのだが、なぜか私はそこで「よせばいいのに」フト携帯に目をやってしまった。すると、そこには「着信アリ」の表示が・・・。とっさに「もしや、Mがもう外に出てきてしまって、それを知らせる電話があったのか?」と考えてしまって、これまた「よせばいいのに」とっさに車線を、駐車場に入れるための車線からターミナル出口横付けの車線に変更してしまった・・・
 出口付近に車を横付けしたものの、Mの姿はどこにもない。電話をかけても通じない。ちなみにロサンゼルス国際空港の入国審査から税関を抜けるまでのエリアは、携帯の電波がほぼ入らないと思っていい。ということは、まだ税関を抜けていないのか? よくよく見れば、着信アリの時刻も30分ほど前だ。要するに、大きな勘違いととっさの「誤」判断で、駐車場に入れるべきところをターミナルに横付けしてしまったわけである。
 さあ、どうする? ここでとっとと駐車場に移動すれば良かったのだが、ここまで来てしまったし、今日は駐禁見回りの車やバイクも回っていないようだ。まあいずれにしてもすぐに出てくるだろうと、またしても「よせばいいのに」そのまま待ってみることにしてしまったのである。
 私だって、そこが駐禁を切られやすい場所であることは分かっていた。だから、道路側には細心の注意を払い、(警察なのか、市職員なのか、空港職員なのか、よく分からないけど)それらしい車やバイクが回ってこないか常にチェックしていた。でもその日に限って、見回りは全く見かけない。それに周りにも自分と同じような車はびっしり停まっている。Mがなかなか出てこないなぁ、とは思いつつ、「よせばいいのに」ついついそのまま待ち続けてしまった。
 そしてやっと「今、外に出たから、そっちに向かう」という電話がかかってきた、まさにその時、なんと建物側から駐禁係が現れたのである!(建物側からかよ! 道路側しか注意していなかったよ!!!) なんという最悪のタイミング! もっと早く現れていたらとっとと逃げて素直に駐車場に入れたのに、Mはもうすぐそこにいることが分かっている。
 駐禁係曰く、「電話を切ったら、すぐに車を移動しろ。さもないと、違反切符を切る」。またまた「よせばいいのに」わざとゆっくり車をスタートさせ、Mの姿が見えないか探していたら、ルームミラーで駐禁係が違反切符を書き始めているのが見えた。しかたがないので、とりあえず縁石側の車線を離れ、空港内を1周ドライブ。その間、何度も何度も、待ち合わせの場所を変えたいと伝えたくてMに電話をしたものの、まったく出ない。空港出口なんて周囲がメチャクチャうるさいし、さらに荷物を載せたカートをガラガラ押しながら移動していたら、電話に気づかないのも仕方がないのだが、それにしても本当に最悪のタイミングだ。
 そのまま元の場所に戻れば、例の駐禁係が待ち構えていて、すでにほとんど記入済みの違反切符を速攻で完成させて渡すに決まっている。後から考えれば、とにかく違う場所に車を停めて、何度も何度もしつこく、通じるまでMに電話をかけ続けて別の場所まで来てもらえば良かったと思う。しかしすべては後の祭り、結果論だ。
 その時の私は、本当に本当に「よせばいいのに」元の場所に戻り、すでに待っていたMをピックアップ。とにかく急いで荷物も人も乗せたから、その時は30秒ぐらいしか停車していなかったにも関わらず、予想通り、例の駐禁係は書きかけの違反切符を速攻で完成させて、もう発車するというギリギリのタイミングでワイパーにはさみやがった。我ながら、まったくもって飛んで火に入る夏の虫だ。
 自分もつくづくバカだったが、この駐禁係もすっげームカつく。他にも同じ条件で駐停車している車はいくらでもいるのに(その並びに停めている車は100%、出迎えの車だからね)、書きかけの切符を用意してしつこく待ち構えていやがって、なんか私に恨みでもあるのか?!

 とにかくすべてのタイミングが最悪で、とっさの判断もすべて最悪。これがまた今年に入ってから、特にこの数ヶ月は一事が万事この調子で、まったくもってロクなことがないのである・・・(続く)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする