脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

the song she used to play  쇼팽 녹턴 Op.9 no.2

2018-09-01 | Weblog

今日あげた曲は食事にありつきにいっていた教会の集会室のようなところでジウンがひいていた曲、ショパンのノクターンである。この曲は演奏などでよく弾かれるらしいが意外と難しく上級者向きであるそうだ。私はTiffany Poonのそれが一番好きであるが、聴いていて心が落ち着くので試合前にはリラックスするためによく聞いていた。試合前はリラックスすることは大事なことだ。よく試合前に意気込んで俺は絶対勝つとか秒殺してやるとか言う奴がいるが、そういう余裕のない奴はおおむね自分が秒殺されているケースが多い。弱い犬ほどよく吠えると言うが相手に臆しているから、不安でしょうがないからでかいことを言ったり、強く見せるために虚勢を張るのだ。そういうことを言う奴に限ってはっきり言って負けるケースが多い。緊張して肩の力が入った状態で勝てるはずはない。私はリラックスするためにクラッシックを聞いた。特にショパンのノクターン、パッヘルベルのカノン、そしてルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンのムーンライトセレナーデはよくトレーニングの後に聴いていたのだが、旋律がすごく優雅なので心が落ち着く、そしてこのことをトレーニングの後に習慣的にやっていくことで、その曲を聴いたら条件反射的に落ち着くようになるように心がけた。そうやって試合前にはその曲を聴いて、リラックスして試合にのぞむことで思った以上にパフォーマンスを発揮することができた。クラッシックはまるで魔法だ。私はリラックスするために試合の直前まで聞いていたのだが、しばらくは私の頭の中ではショパンやパッフェルベルのメロディが相手の存在を無視して流れている。そしてキャンバスにあがってよしこれから行くぞと言う時に、余計な不安や雑念をある程度振り払って相手と対峙できるのだが、たぶん私はある程度試合でリラックスできたから、ここで実力以上にパフォーマンスを発揮できたと思っている。はっきり言って勝負事で緊張しない人間なんていない。大事なことはその緊張や不安をどう乗り越えて対処していくか、そしていかに余裕をもって試合に臨むことができるかと言うことである。

 

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