脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

女性が堂々とトレーニングできるジム

2024-07-11 | Weblog
空港とかショッピングセンターの障害者の人のための駐車スペースに時々車を止める人を見る。うちのクラブにこういう人間が来たら入会は拒否。弱い立場の人たちに配慮できないような人間がうちのように女性や子どもが多く在籍しているクラブでまともにそのコモンセンスを守ってかかわっていけるとなど思えないからである。共同体の質は弱い立場の人たちやマイノリティをどうとらえていくかということと深く関わっていると思う。時にボクシングのような激しいスポーツは力が強いものが大きい顔をするスポーツだが、競技者が主体で、血気盛んで勢いのある奴がジムの中心になって、そいつら中心でジムが動いていると言うのはあきらかに差別、そういう人間しか使えないと言うのは明らかに指導者に能力がないからであり、ジムやクラブが公共の場で平等だと言うならば、もっと多様性のあるクラブとして運営させることが正しいクラブの在り方だと考えている。
そしてその上で大事なことは「何が共通の正しさ」であるかということを求めるである。うちのクラブはコミュニタリアンであると言っているのはまさにそこが大事だと考えるからだ。しかし共通の正しさと言うのはあいさつしろとか運動系の人間がよく言っている稚拙なルールではなく、自分の権利を無視されたり侵害されることなく、平等にトレーニングできるということで、それはジェンダーや民族など多様性を認め考えた上で、その群れが生き生きと活動できる共通の正しさで、それは基本的には人に対する気づかいや配慮、そして思いやりから生まれてくるものだと信じている。そしてそれを実現させていくには、その群れにどういう人が集まって来ているかと言うことが重要な課題だ。うちのクラブはコミュニタリアンだと言っているが、そういう考え方を理解するためにはある程度教育が必要だ。少なくとも私が発信していることを理解するためにはある程度の知識が必要でそういう理解できる人が一定数集まって来ることで群れが健全に保たれ、そういう考え方が生まれてくるのだと信じている。私の理解では人間は共同体によって成長させられるもので、その共同体を通して世界観が広げられていくというのが理想で、特定の人間ではなくいろいろなタイプの人とふれあうことで、刺激をうけて成長していく、そのためその共同体にはどういう人たちが集まっているかという事が大事なことだと思う。

 
 
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