脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

Unbreakable My Heart

2018-11-01 | Weblog

宗教学を勉強していたので興味あって、少し前インターネットでアメリカの宗教番組をみていた。その中で一人の女性が証言をしていた。内容はいかに堕落した人間が神によって立ち直ったかというよくあるありきたりの話であったが、そのあと彼女が歌った歌の詩がたいへん印象的であった。彼女は堕落し立ち直った自分の体験をふりかえってこう歌うIm no letting go ..... Lord keep me standing strong. 人間というのは弱いものだ、彼女のこの言葉には弱い自分が何かに語りかけ、そして堅く強い信頼を求めている姿がある。ボクシングには孤独と不安はつきものである。だからこそ、チームメイトやトレーナーの役割は大きいと思う。以前あるボクサーがエディさんがボクサーのことをボーイと呼ぶと言っていた。しかしボーイという呼び方は決して見下した呼び方ではなく、むしろ自分の子どものように接すると言うことでありそこには尊敬と愛情がある。私もアメリカにいたときはジョージからボーイと呼ばれていたことを思い出す。苦しいとき、孤独なとき OK boy! come on boy!と私を励ましたくれたのも彼らのその言葉だ。私は思う、人間はそんなに強くない、だからこそ、その孤独や恐れを隠す必要はない、信頼を求めその孤独や不安を共有しトレーナーと共に戦えばいいのだ。リングに上がるのはひとりだ、でもその気持ちを受け止めてくれて見守ってくれている人間が自分の後ろに存在すると言うことを忘れてはならない。

私の後ろには常にジョージやアレンがいた。そして彼らはその後ろで私を支え一緒に戦ってくれた。異国の地であっても私が心を折られることなく挑戦し続けることができたのはまさに彼らの存在が大きかったからだ。よく精神論と言うのはナンセンスだと言うが、私の精神論は不安や喜びを共に共有する仲間がいて、その共有する仲間が自分を見守って共に戦ってくれることで実力以上の力が発揮されると言うことだ。飼い主のいない犬と飼い主のいる犬では飼い主のいる犬のほうがけんかをしたら勝つと言う話が心理学の実験であったが、信頼できるトレーナーを持つと言うことはまさに私を見守ってくれている誰かがいるということだ。

 

 

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