脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

Are you Emperor, Right?  あんたは皇帝か?

2020-10-20 | Weblog
ジムに入る前は体温をチェックします。37度以上はジムでトレーニングできません。入ったらアルコールで手と指先を消毒してください。ジムではガイドラインを参考に行動してください。また水分補給は十分におこなってください。 アルコールは70%から75%のものを使用しています。

そのスポーツができるクラブはあいさつが徹底している。しかし私から見てしらじらしい。自分たちはこういう教育をしているとか、統制がとれていると言うことをいうことをまわりから評価されたいのかはわからないが、ちよっとすれちがったぐらいでも立ち止まってちわっーすかこんにちはかはわからないが、でかい声でパフォーマンス的にあいさつされるのは自然ではないかえって迷惑、行き過ぎるパフォーマンスは監督の見栄に等しい。
あいさつを否定しているわけではないが、しかしそういうことを強調して言う人間はそれしかできない、何かが欠けている。私から見たらそういう集団でかわされるあいさつは服従だ、皇帝でもないのに練習場にはいってくるやいなや部員全員が大きな声であいさつする、話を聞くときも後ろに手をまわして監督の前に立ってハイハイと返事をする姿はどう見ても指導者と競技者の関係ではない、皇帝と家来の関係である。あいさつはにっこり笑って会釈するだけではダメなのか、私はもう10年以上前から言っているがあいさつは目上のものからしてあげたらいい、うちのクラブでも子供にはあいさつしろなんて言わないがまわりがしてくれるから自然にするようになる、うちに5年以上来ている子供はだいたいがそうなって来たと思う。
人間教育とか人を育てるとか偉そうなことを言うが、しつけと教育は違う、たいていは強制的に何かをさせるのが教育的なことみたいに思っているのだろうが、しかし教育はある程度相手の知性も育てて行かなくてはならないので時間がかかる、だから強制的に何かをさせるのは服従だ、そしてそれはしつけ程度の範疇であって、これから大人になっていこうと言う成長期の子供たちには必要はないであろう。
偉そうに言うが運動クラブの監督で英語を話せる人間がどれだけいるのか、そして日本語をある程度正しく理解し話しているのだろうか。あいさつがきちんとできるという評価は若いうちは従順とみられて礼儀正しいいい子だと思われるかもしれないが、しかし年をとってきたらそんなものは通用しない、逆にいい年をしてたいした教養もなく、言葉を知らないと軽く見られることもある。私はある種の礼儀と言うのはその人にあわせて正しい日本語で会話する、さらに外国人にはある程度英語で対応できる、言葉においてもきちんと作法を持つことだと思っている。
もし人間教育とか成長とか言うならば、その人間に幅広く深く何かを考えさせることが必要だ、そのためにはきちんと学ぶ、学ぶというのはその小さなスポーツの世界がすべてではなく、本を読んだり、語学を学んだりして学問を通して見聞を広めると言うこと、言葉を学んだら100倍以上のことが学べる、まず授業で寝るぐらいへとへとにトレーニングさせてはいけない、そしてその小さな世界のしょぼい皇帝を奉るような世界がすべてだと思わないことだ。
言葉はすごく大事で、言葉をどれだけ使いこなせるかと言うことで、外国人はもちろんのこと話せる相手の幅も広がってくる。ある哲学者は人間は言葉に応じて群れを成すと言っているが、人間関係の交流の場を広げたかったら、日本語力や語学力をあげることだ、そしてその会話力が礼儀正しいということも含めてその人の評価につながると思っている。
人間のレベルは読書の内容でわかる。自己啓発本みたいな本がいいと読んでいる指導者はいたい、はっきり言ってもうこの地点で学問をするセンスにかけている。それは客観的に物事を見ることができないということに等しいことである。


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