脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

オリンピックで金を噛んだら罰金

2016-08-23 | Weblog

human trafficing (人身売買)のちょっとしたシンポジウムに通訳として参加した。人身売買はおもに東南アジアなどで女性や子供が奴隷として売買されているのだが、売られた人間は労働や売春などを強制され、中には臓器をとられるために殺され、最近ではその売買がインターネットなどで行われているのだが、彼ら彼女らは抵抗できない貧困層やマイノリティである。

だいぶ前オリンピックで日本人が金メダルを本物かどうかということで噛んでそれを証明するバカげた行為があったが、はっきり言ってあれは不適切、本当にイラッとくる。これはフィリピンのCAから聞いた話であるが、フィリピンでは金の採掘には多くの貧しい子供たちがかかわっていて、その多くが貧しさゆえに家族を助けるために命をかけて金を採掘するらしい。中には深さ25メートルほどの今にも崩れそうな井戸にわずかな金をとるためにもぐるそうであるが、それは間違ったら死につながるそういう危険な作業に2万人以上の12歳未満の子供がたずさわっているのだ。たぶん金をかんだ奴らはのりと勢いでやったにすぎないが、しかしもう少し世界に出ていくならばこういう現実をよく理解してから行けと思う。こいつらは命がけでスポーツを競技していると言うが、しかしその12歳未満の子供たちは本当に命の危険にさらされながらわずかな金を採掘しようとしている。それだけではなくこういう過酷な児童労働を強いられているのはユニセフの発表では1億5000万以上いるのだ。にもかかわらずそれを本物かどうかなんてテレビに向かってオリンピックと言う世界の舞台でやるのだから、本当に程度がひくい、本来ならば罰金ぐらいとってやったらいいと思うのだが、私が競技者に見聞を広めるために勉強しろと言うのはまさにこういうこと、次の東京オリンピックまでには英語を話す競技者を20パーセントぐらいにするとか、教育面にも力をいれるべきだと思う。


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