脱あしたのジョー

MTオリーブフィットネスボクシングクラブのブログ

サッカーの監督に外国人が多い理由

2014-01-22 | Weblog
ある雑誌でサッカーの監督に外国人が多い理由を、日本の指導者のレベルがひくい、ビジョンはあっても理論と経験がない、だから選手はついていかないからだということを言っていた。
サッカーというのは個が集まった組織プレイである、特にスター選手の場合は個性が強いのでそういう選手たちをまとめるにはよっぽどのビジョンと、それにあった理論と経験がなくてはならない、中村俊輔も日本人に対する理解よりも、グローバルスタンダードな考えや意見をもつ外国人の方がいいと言っているが、スポーツの中でもグローバル化が著しく進んでいるサッカーは、今のところ日本人の監督ではつとまらないのだろうと思う。

ではなぜ日本の監督ではだめなのか、それは指導者のレベルということが大きく言われるが、さらに個人的な意見を言うと、日本人は「個」を育てるのがへただからだ。
日本人の指導者は大体みんな同じようなことを言うが、こういう同じことしか言えないような人間から個性のある人間なんてそう育つことはない。日本は監督やトレーナー自体たいした個性がない。私からみればみんな同じように見える。
なぜボクシングを競技したのかと聞かれてよく言うことだが、団体競技が苦手だからと言う。しかしここまでサッカーや野球を団体競技だと意識していること自体、日本人的で集団的なものの考え方だ、おそらく外国人はそこまで、これは団体スポーツかどうかなんていうことを意識なんてしていない、それを意識しすぎるのが日本人であって、そう思っていること自体集団的で日本人的だ、外国人はもっと自分の個性を生かして自由にやっている。
はっきり言って日本人はまだまだ監督主体でやらされている感がある、しかし自由にやりたければ自分が思っていることを主張すればいいだけのこと、それができないのが日本人で、それができないのはそういう能力を養う訓練ができていないからだ。

まあ自分の競技していたスポーツを、ここまでこけおろすのは私ぐらいだが、日本のボクシング競技者は個性のないやつが多く、どちらかといえば何かコンプレックスがあったり、問題を抱えた奴が多いと言うイメージをもっている。
まあそのイメージからの脱却が私の使命だと思っているが、私は根本的にはサッカーのようにおおぜいでやるスポーツの方が「個」は育つと思っている。
それはサッカー界にも見られるように競技するためには、そこで自分を主張していかなくてはならないからであり、サッカー選手が言葉をおぼえてコミニケーションをはかるのは、まさに自分というものを主張して、そこで認められなければならないからである。
一方ボクシングは外国語が話せるなんて奴をあまり聞いたことがない、これだけ語学と言われている時代に、まともな英語でインタビュウに答えている人間を見たことはないのだが、中には日本語さえもあやうい奴もいる、こういう奴を見て、少々偏差値の高い人間がそういう人間を尊敬したり、自分もそうなりたいなどと思わないだろう。

知力や学力よりも従順さや素直さを求めるようなやり方では、決して個は育たない、最近は素直なバカというのも目立つがこいつらも問題だ、仲間意識で集まった同じレベルの人間ばかりが集まって、その群れに順応はできて親玉に従えても、世界で通用するコミュニケーション能力など養うことなどとうていできない。
「個」を育てようと思ったらまずそのコミュニティについて考えることだ、コミュニテイを機能させたかったら言葉の伝達をもっと豊かにすること、ボキャブラリーが少ない、英語が話せないではコミュニティ自体が生きてこない、もっと指導者が言葉の勉強をして言葉を豊かにすることが大事だ、言葉を豊かにしてコミュニティの質を上げれば、その個人の表現力が養われおのずと個というものが形成されていく。そのため指導者は言葉を鍛えることである。

こういうスポーツの世界にはパギボレ(ごきぶり)のような奴らがいて、非常に汚い、時には人権を無視したようなことを平気でするが、それは犯罪だ、おそらくそういうことが当たり前だと考えられるのは昔の古い体質でものごとを考えているのだろう、そういう奴らには知性のかけらもない、非常に下品である。

スポーツの世界、特にあまり学力が高くないと感じさせられるスポーツは、非常に封建的で人権を無視したようなことがしばしばある。外道というのは非常に下品な顔をしているが、こういうやつらは自分たちのことしか考えていない、せいぜい考えられてその小さな組織のことである。こういうやつらはまず人権について学ぶ必要がある、社会契約論においての個人の権利とは何かということから考えて、学習会をひらいたらどうか、メシを食いながら人の権利を徹底的に剥奪するような会議をしている暇などない。






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする