我がジム

ボクシングを始めるには多少の勇気がいる。練習のしんどさはどのスポーツにもあるがボクシングはそれにくわえて殴られる怖さがある。ある高校生が始めたときに最初「殴られたらいたいですか」と聞いてきた。そんなの当たり前なのだがたぶんそのことを確認したかったのだろう、それは注射をいたいですかと医者に聞く子どもの心理にも似ている。そしてボクシングをはじめるにあたってもうひとつの壁は最初の一歩である。スポーツとはいえ殴り合いをしている集団の中に入っていくのであるから最初訪ね行くときは、人によってはかなりの勇気がいることだと思う。おまけにボクシングは競争のはげしいスポーツであるから、初心者がいきなりはいって歓迎されるであろうか、やっていけるであろうか、ましてや健康維持なんてと多少不安になってしまうものである。しかしMTオリーブの会員の大半がそういう不安をかかえて入って来た人たちである。運動音痴だけどやっていけるであろうか、年齢的に大丈夫であろうかと最初不安をかかえた人たちの集まりであるだからMTオリーブの人たちは初心者の人にはやさしい、あの最初ジムに入ったときぎょっとにらまれるような視線を感じることがない、誰でも安心してやっていただけると思っている。