そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

安倍晋三が側近中の側近が検事総長へ、やがて桜を見る会もIRもなったことになる

2020-02-01 | 安倍晋三

絵にかいたような贈収賄事件といわれた、甘利明の悪行を握り潰した黒川弘務はその直後に法務省政務次官にご栄転した。その翌日には、これに関わった甘利の秘書二人は不起訴になっていた。大臣室で1300万円受け取ったやり取りは録音されていたし、渡した方も渡された方も事実を認めていたにも拘わらず甘利は不起訴になり、どう考えても詐病としか言えない、睡眠障害尾を理由に人前から姿を消した。頃合いを見計らって、白髪染めを止めた頭髪で復帰し、支援者の涙を誘う演出までやってのけた。
黒川弘務は、小沢一郎のでっち上げ贈収賄事件に懸命になったが、数年かかったが不起訴になった。小沢の威光を削ぐことができ、政治的にはこれで十分に官邸の意向を叶えることができた。黒川は森友捜査潰しを工作した人物でもある。
官邸の意向をこれほどまでに忠実に実行できる人物はありがたい。1月31日の閣議で、2月7日に定年を迎える「鑑定代理人」と揶揄される、黒川弘務東京高検検事長の半年の延長を決定した。こうした措置は異例中の異例である。これで黒川弘務が検事トップの検事総長に就任することが実質的に決まったといえる。
これで、桜を見る会や河井夫婦の捜査も収束するし、IRの捜査も終わることになる。
前代未聞の禁じ手を安倍は打って出たのは、それなりの焦りもあるのであろう。これまでも安倍が行った禁じ手人事の最たるもの内閣法制局長官の任命である。外交経験しかない人物を法制局人事の恒例を破って任命し、集団的自衛権は有するし行使もできるという言葉を吐かせている。
三権分立が有名無実になっているが、今回はその上塗りである。
コメント (3)
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