原発は外部の、IAEAと国内の調査委員会がどれほどの調査結果を出すか興味深い。嘘と勝手な理屈で塗り固めていた、東電の内部まで踏み込んでもらいたものである。
一方政治状況は、語るに値しない状況である。茶番劇の後は、大連立を口にしていた連中が突然ヘンな理屈を言いだしている。小異を捨て大同につく度量も見られない。
何よりも次が見えてこない。こんな時代であるから、強力なリーダーシップがいるのか?それとも調整型の人物が良いのか?単なる管理型で良いのか、先頭に立つ人物像が見えてこない。
政界再編まで考えているようすもなく、誰か特定の人物を担ぎ出す動きがあるわけでもない。火中(渦中)の栗を拾う度量のある人物も見当たらない。指導力がないと、下ろされる菅直人である。次の人物は指導力が問われるのであろう。
管を下ろすことだけで動いた茶番政局は、先の見えないドタバタ劇の最中である。
大連立が出来たとしても、次には批難し合う関係になる間柄である。自らの選挙を考えているのであろう。総論で大連立を打ち上げても、いざとなるとしり込みしてしまう。そんな中でも、被災地では現場の人たちが懸命に活動している。
この際、先日の提案以上に踏み込んで、党議拘束をなくして各議員が自由に首班を指名してはどうだろう。小学校の級長を選ぶ感覚である。人物本位で選ばれること確実である。
そもそも、政党は違いがあってこそ存在意義がある。今は全くそれがない。あるいは、政党のメンツを前に出す時ではない。各自自由投票で首班を選ぶべきである。
左にフォトアルバム<根室の奥座敷標津岳>をアップしました。