そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

維新の会は文脈を理解していない、ヒトラーを巡るただの間抜け抗議

2022-01-29 | 維新の会

日本維新の会は26日、立憲民主党の菅直人元首相が、橋下徹氏の名前を挙げて、「ヒトラーを思い起こす」と投稿したことに対し、立憲側に抗議文を提出した
抗議文は、「誹謗中傷を超えた侮辱と断じざるを得ない。国会議員としてはもとより、人として到底許されるものではない」として、投稿の撤回と謝罪をするよう求めた。
欧米では、というより世界の何処でもヒトラーを礼賛することはタブーである。それを知らない日本のバカな政治家たちが、褒め言葉などに使うことがある。そのいい例が、石原慎太郎が、「維新の会の橋下徹の行政手腕は素晴らしい。ヒトラーのように手早く鋭い」と褒めちぎったが、これはご法度である。
同じく麻生太郎が、法案審議がもどろっこしく思ったのであろう、「ヒトラーの手法を真似ればいい」と発言しているが、これもヒトラーの礼賛で欧米ではあってはならない発言である。

ところが大阪知事時代に橋下徹は、歌舞伎や落語など伝統文化への補助をバッサリ切ったり、交響楽団などの文化支援を切ったり、君が代斉唱の口パク先生を摘発させたり、入れ墨職員を密告させたりとすす手法は、まるでヒトラーの独裁的手法を用いたことである。これに対して野党側がヒトラーを引き合いにして、批判し警告することはどの国にでもやられている。
今回の日本維新の会の抗議は、礼賛でなく批判としてヒトラーを引き合いに出し批判したことへの抗議である。しかも本人ではなく、所属政党への抗議である。
本人はツイッターで述べたに過ぎないが、「ヒトラー」という言葉に驚いて抗議文を出したのであろうが、文脈を理解できない無知な日本維新の会がよくやるチョンボの一つに過ぎない。維新の会はパフォーマンスがお得意であるが、基礎学力のない寄せた詰めの烏合集団である。今後もこんな馬鹿げたことを繰り返すだろうが、こんな公党が存在することが情けない話である。

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Unknown (Unknown)
2022-02-05 12:24:49
維新の今回のヒットラー騒動のまとめは、米山隆一氏のTwitter動画が参考になる。
維新の虚実を余すところなく抉り出している。問題にした菅直人のTwitterは表現として穏当なのものだ。
しかしこれを、「国際的にご法度、国際法上違反、人として許されない」とエスカレート攻撃。
 しかし彼らの主張が事実か、過去内外のヒットラー例えた著名人の表現が数々あるがそれがアウトになった例は無い。
維新は政敵(=安倍晋三の敵)にはウソデマ、誹謗中傷、暴言全てOKだが、相手が自分達を批判する事は一切許さないというスタンス。
この態様こそ反民主主義、ファシズムそのものではないか。それに今の翼賛テレビメディアが乗っかる構図。このように維新の本質はポピュリズムファシストである。
 その維新が先の衆院選で維新の躍進台頭した。
これは、第一次大戦後ドイツで地方の小政治集団だったナチスが段々勢力拡大して行った経緯と酷似しているという指摘。
 腑に落ちるが逆にこういう政治状況にある国民の多くがそれに頓着していないという不気味さ。
 最近維新バスターれいわ大石あきこ議員が、橋下徹にスラップ訴訟で訴えられている。スラップ訴訟は経済力ある原告が、自分達への批判を封じ込めるため、威迫、恫喝を動機目的でやるものらしく、アメリカでは規制の動きも出ているとか。
 スラップ訴訟のプロ橋下徹や吉村洋文。カネの力で民主主義の自由な言論封殺という奥の手なのだ。
全く鼻持ちならぬ集団だ。今後維新の動きは注意深く監視して行く必要がある。決して甘く見てはいけない。

 
 
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