そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

日本の自衛隊がアメリカのワグネル化する日が目前に迫っている

2024-06-26 | 集団的自衛権
エフゲニー・プリゴジンはロシアの民間軍事会社ワグネルの創設者、プーチンによって殺害された。ワグネルの反乱から今月で1年経つがプリゴジンの墓に、こんなにも立派な銅像までが建てられた。
ロシアでは墓を改修などをするのは死亡から1年以上経ってからである。それは昨年8月23日のことであるから、10か月経ってこのような立派な銅像が建てられた。極めて異例のことといえる。しかもプリゴジンは胸に勲章までつけている。彼を慕う人たちが絶え間なく慰霊に訪れるというのである。
ワグネルは、ロシアのウクライナ侵略で囚人などを与えられ、いつも最前線に立たされたりする作戦上の不満からで正規軍と対立し、2023年6月23日に武装蜂起するもプーチンに大人の対応をされ。形上は翌日収束した。蜂起したワグネルは各地で歓迎され、それを見たプーチンと何らかの裏取引があったと思われる。
しかし、キッチリ2か月後8月23日にベラルーシに向かう、プリゴジンが搭乗していた小型ジェット機がロシア国内で墜落、死亡が確認されたとロシア当局が発表した。ワグネルに近いテレグラムチャンネル「グレーゾーン」は、地対空ミサイルが発射された痕跡があると報道している。
どう見てもプーチンによる、プルゴジン抹殺事件である。
例えばアフリカに、プーチンは古い友人プリゴジンのワグネルを使って、ロシア寄りの政治集団に政治顧問や傭兵それに資金を送り、強力に支援し新ロシア政権を樹立させる。
これで、失敗すればワグネルの責任に仕立て上げ、成功すればロシアの成果となり、ワグネルは膨大な権益を得ることになる。ロシア政権内に、民間軍事会社の規定はない。大国にとって極めて都合の良い組織である。

安倍晋三が圧倒的憲法学者の見解を無視して、「集団的自衛権行使容認は憲法範囲内」と安保関連法案を、ロクな審議もせず強行した。それを受けて岸田文雄は、国防予算を一気に倍増すると、閣議決定した。
これでアメリカの戦争に日本の自衛隊はへっぴり腰で協力することが可能になった。アメリカの格落ちの兵器を持って、前線で戦わされることになるのである。上手く行けばアメリカの成功になり、とん挫すれば日本の力量不足をのせいにすればよい。
自衛隊はまるでワグネルのように使われる。自衛隊はアメリカにとって、自国の制度に存在しない民間軍事会社のようである。都合の時に、都合の良いように負担なしで使える分、ワグネルより楽な存在といえる。

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