そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

ウイグルをいつまでも弾圧する中国

2013-11-03 | マスコミ報道

天安門で乗用車が炎上したが、中国政府側ばかりの胡散臭い報道ばかりで、事故の実態は正しくは伝わってこない。01
炎上した車の運転者とは、ウイグル族の人のようである。数回陳情に行ったが断られたけっかの事故である。自殺行為のように思えるが、判然としていない。

「緻密で計画的な組織的なテロ」との、中国側の発表にどこにも信憑性がない。車はほぼ全焼したのに、メッセージ文や旗が見つかったとしたり、さっさと当局が幕を張って片づけたから、誰も反証も何もできない。02
ウイグルの弾圧ばかりが強化されるが、中国政府がこの事故(事件ではない)を、ウイグル弾圧の恰好の理由とした。12年前に政府がでっち上げた、一部始終を映像に残した偽法輪功焼身事件があったが、撮影者が民間人なので、今回は本物のようである。

ウイグルの人たちは、中央アジアの中でも極めて温厚な人たちである。かつて東トルキスタン共和国として、2度も独立宣言をして、ソビエトも認めた時期もある。ここを漢族が支配し中国の一部とするのは無理がある。

しかしここには、豊富な鉱物資源がある。広い砂漠は核実験の場所にもなるし、観光資源として歴史的意味も深く利用できる地域である。

首都のトルファンは、中央に漢族が居座りウイグルなどの現地の民族は、周辺に追いやられドーナツ現象になっている。経済のほぼすべては、次々送られてくる漢族と大資本に牛耳られている。実質植民地化した「自治区」である。

中国版ツイッター「微博」で流れた現場周辺の動画や、事件に関するネット上の書き込みは次々と削除されている。いつまで中国政府は、政権に都合が悪いことを隠ぺいするのであろうか。

ところで、政府が都合が悪いと判断したなら、日本でもこうした事故の隠ぺいとでっち上げなど、秘密保護法やNSC(国家安全保障会議)成立後はいとも簡単にこうしたことができるようになる。安倍晋三はこうしたことを狙っているのである。


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