アメリカの報復で始まった、イラク・アフガン戦争であるが、正確には戦争と呼ぶに相応しくない。先ず宣戦布告がない。アメリカは国家として戦 い、「これは戦争である」と、ことさら言わなければならない戦いである。
戦争であるにも拘らず、兵士にはジュネーブ条約に基づく扱いがなされない。兵士には罪がないが、テリリストは犯罪者であり、個人としての罪が生じるのである。アメリカはこれを微妙に使い分けて、この戦争を戦っている。
この戦争が正義であるというために、ありもしない証拠をでっち上げて、イラクに攻め入った。
戦争はどの道人殺しである。イラクでは兵士が6300人死亡し、武装勢力が1万人、民間人が12万人死んでいる。国連の発表であるが、イギリスなどの民間の調査によると、イラクの民間人はこの10倍になるというものもある。
イラク、アフガン、パキスタンで合計23万人もの死者が出ている。9.1 1の死者は、3000人足らずである。数字を比較するのは不謹慎であるが、代償あるいは報復としてはあまりにも大きい。
とりわけ民間人の死者が圧倒的に大きい。いつも犠牲になるのは、弱者の一般人である。9.11の死者もそうである。
イラク・アフガンの肉親・同胞・同民族・同信者・同国民等の仲間を殺害された人たちが、憎しみを抱くのは9.11の犠牲者が抱いたのと同じ感情である。
憎しみの連鎖を断つには、裕福な国家、国力の勝る国家、より文化的な国家から断つべきなのである。憎しみの連鎖を断つカードはアメリカ側にしかない。
ブッシュは報復以外の選択をしなかった。その意味で、アメリカは文化的でもなく裕福でもなく、ただ徒に軍事力の突出した、暴力国家と言える。
アメリカには自浄能力がある・・と信じている。今こそアメリカは、9.11の教訓を暴力的報復以外に求めるべきなのである。
左のフォトアルバムに<黄色い侵入者たち>をアップしました。帰化植物の一側面です。
特定外来生物は、保管、栽培(飼育)、販売すれば懲役3年、罰金300万円以下です。
外来生物の悪影響の認識が無い人が多すぎます。
アライグマを殺すな、とか愛誤テロリズムも厭わない人もいます。
猫も外来生物です。
飼育猫野良猫合わせて1千300万匹(内野良は300万匹近く)日本に存在していると推測されています。
肉食の食物連鎖の頂点にある種としては過剰です。
学術的生態系上、自然環境から絶滅しても不都合は無い種、むしろ絶滅すべき種です。
猫がかわいければ、完全管理下で飼育すればよいだけです。
それと外来種のタカサゴユリが増えました。
日本在来のユリが実生だと開花まで5年掛かるのに対して、1年で開花するからです。
「きれいな花が増えた」と喜んでいる人がいますが、認識が甘い。