そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

こりゃ大統領選一色だ

2008-01-09 | 政治と金

アメリカのブッシュ大統領は、中東10カ国を歴訪中である。訪れる国の数は、現職大統領として最も多いとのことである。昨年暮れ、ワシントン郊外で中東Bush_israels_security_as_jewish_sta 諸国会議をやったが、肝心のイランは欠席するし、ハマスをボイコットする会議で実効あるはずがない。

アメリカは現在 、大統領予備選一色である。特に、今回勝利すると思われる民主党の、クリントンとオバマの接戦に全米が沸き立っている。どの新聞も、ニュCampaign27600_3ーハンプシャーの選挙結果で大騒ぎである。

ブッシュは格好の時期を選んで、中東歴訪したものである。中東では新たな同盟国を探しに来たと、皮肉たっぷりの表面上の歓迎ぶりを各国が繕っている。

お祭り騒ぎのアメリカ大統領選挙は、一つの事件で一気に変わる。当初、楽The_obama_phenomenon 勝と思われていたクリントンに対し、オバマの急追を彼女の涙が救った形になっている。ヒラリーのは笑顔が似合うらしい。

それでも、お願いしますしか言わない日本の選挙よりはましかもしれない。彼らは、ネガティブキャンペーンを含めて、相互の攻撃し合っている。

余談であるが、昨年世界各国のジャーナリストが「民主主義」という、括りで各国の政治体制を一本づつ作った番組があった。日本は自民党の若い候補者が、街頭で自分の名前とお願いしますを繰り返すさまを一時間放映していた。政策らしきものは何もなかった。それよりはましという意味である。

こうして、僅かのイメージの狂いと成功で当落が決まり、世界を席巻する地上最大の権力者が決定される。多極化が進行しつつあるとはいえ、アメリカはいまだに世界を自由に動かせる国家である。恐ろしいことである。ブッシュのように、アメリカの威厳と利権だけを追い続ける人物でも、誰も止めることができないのである。

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