― 史上最多タイとなる7回目の優勝、汚痔関にお話をうかがいます。まずは十五日間を振り返っての感想をお聞かせください。
(汚痔) 「毎回の事ですが、場所中に他のイベントがバッティングすることが多くてその点での調整に手間取る場所でした。 」
― 今場所は雲虎・毛呂乃といった強力な競合相手がいました。入門時の目標であった雲虎と、狂気をひめた激しい相撲ぶりを見せる毛呂乃。実際に戦ってみての感想はいかがでしたか?
(汚痔) 「家満関や摩羅の川関と言った大横綱に鍛えられたお陰で、相手の相撲に翻弄される事なく自分の相撲に集中さえすれば結果は自ずとついてくると言う事を学びましたので、今場所も終始自分との戦いでした。」
― 今場所のハイライトは九日目夜の引退宣言だと思うのですが、ファンや関係者のあいだで「あれはなんだったんだ?」との声もあがっています。横綱ご本人はどのような意図をもってあの宣言をなさったのか、真意をお聞かせ願えますか。
(汚痔) 「あの晩は少し飲みすぎて饒舌になってしまっていたようです。 またこの所モチベーションの維持が難しくなって来ており、負け相撲で引退のきっかけにしようかと思っての発言でしたが結果勝ってしまったので千秋楽まで取り続けました。」
― あの宣言以降、相撲内容が好転したようにも見えます。あの宣言は心理的にプラスの影響があったということでしょうか?
(汚痔) 「自分にプレッシャーをかけようとしたわけではないのですが、結果的に良い刺激にはなったのかもしれません。」
― また、今場所、並行して行なわれた東西対抗戦、勝利数・勝率ともに横綱率いる東軍の勝ちでほぼ間違いなさそうな情勢です。東軍の主将としてなにかコメントをお願いします。
(汚痔) 「団体戦に関しましては私一人で戦っているわけではないので、東軍の力士全員で勝ち取った結果だと思っています。」
― 今場所はいつも以上にたくさんビールを召し上がっていらっしゃいました。さいごに、横綱おすすめの、おいしいビールの飲み方について教えてください。
(汚痔) 「すいません、ビール、ビールと書いていましたが、半分ぐらいは発泡酒です。 西友で350缶6本パック600円以下の物なら何でも飲みますが、その中では麦とホップが比較的好きです。」
― 横綱・汚痔関にお話をうかがいました。ありがとうございました。
(汚痔) 「お疲れさまでした。」