本日、まらずもう秋場所の番付が発表が発表されました。さきほどの発表のとおり、西方に引退した雲虎一門の力士の名前が並んでおります。これについてご説明させていただきます。
先月から西日本各地で豪雨が続き、甚大な被害が広がっております。日本まらずもう協会の調べによれば、これは毛呂乃親方の欲求不満が暴走したものと考えられ、毛呂乃親方本人にもまらの暴走が止められない状態に陥っております。まるでたたり神がすべてを破壊するような勢い、このままでは西日本が壊滅してしまいます。
まらずもうの歴史を紐解きますと、奈良時代に国家の安寧を願う神事として始まっております。荒ぶる毛呂乃神の暴走を止めるのが、協会に課せられた社会的責任です。そんな考えのもと、国を憂い、友人・毛呂乃の身を案ずる元横綱・雲虎の呼びかけに応え、雲虎一門が秋場所限定でまらずもうの土俵に復帰することになりました。
・雲虎
・毛呂乃
・月乃猫
・朝乃立
・大松嶽
・陸奥里
・河豚狸
・下呂泉
・もっこり山
以上9名がまらずもうの土俵に上がる予定です。平安時代のとあるまらずもう力士の言葉に「力をも入れずして天地を動かし、目に見えぬ鬼神をもあはれと思はせ、男女のなかをもやはらげ、猛き武士の心をも慰むるは、まらなり」とあります。毛呂乃本人や毛呂乃の友人たちがまらずもうの土俵に上がることで、荒ぶる毛呂乃のまらを鎮めることになるのではないか、そう考えております。
それにあわせ、一場所限定で東西制を導入することにしました。大相撲では1909年から1932年まで行われていた制度です。また、平安時代の相撲節会においても東国出身と西国出身の力士に分かれて相撲をとっていたといいます。今回の東西制は、通常通り個人成績を競うのに加えて、東方に現役力士、西方に雲虎一門と分けて、団体戦を行います。ファンのみなさまにはこの一回限りの新趣向をお楽しみください。
ファンのなかには、3年も前に引退した力士がどれだけ戦えるのかと不安に思われる方がいらっしゃるかもしれません。しかし、大正期に大相撲で活躍した横綱・栃木山は、引退後6年たってから出場した大日本力士選士権で、大関・玉錦、関脇・天竜ら現役三役を相次いで破って優勝しております。ほんとうに実力のある力士がきちんと節制した生活を送っていれば、現役を退いても簡単には力が落ちることはないということです。雲虎らがどの程度現役時代の力を維持しているか、みなさまの目でぜひご確認ください。
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<東西対抗戦について>
・現役力士を東方、雲虎一門を西方に分け、成績を競う。
・勝数・勝率の二部門を競う。同数・同率の場合は引き分けとし、決定戦は行わない。
・幕内最高優勝・三賞・各段優勝については、ふだんの場所同様に個人成績に基づき表彰する。
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<雲虎関の記者会見>
― この秋場所、雲虎一門が一場所限定でのまらずもう復帰します。きょうは雲虎一門の総帥・雲虎関にお話をうかがいます。よろしくお願いいたします。
(雲虎) 「よろしくんに。」
ー 雲虎関の引退からもう3年になります。現役時代と引退後とで、まらの働きや性的嗜好になにか変化はありましたか?
(雲虎) 「先日、初めて大腸内視鏡検診を受けました。途中で麻酔が切れて目覚めてしまい、内視鏡がアナルの中で暴れるのを体感しました。女医さんにしてもらったのですが、勃起してしまっていなかったかどうか心配です。」
― ひさびさのまらずもうの土俵です。場所を目前に控えてどのような気持ちでしょう? また、本場所まで残り日数もわずかですが、どのような稽古を積む予定でしょうか?
(雲虎) 「ここ1週間、毎朝まらの様子を確認しましたが、毎朝しっかり勃起していました。特別な稽古は不要でしょう。」
― 8月は四国や広島などで毛呂乃のまらが大暴れ、各地に甚大な被害をもたらしました。秋場所の雲虎一門の復帰には、祟り神となった毛呂乃のまらを鎮めるという神事としての意味もあります。引退後、比較的おとなしかった毛呂乃のまらが8月になっていきなり暴走した理由に心当たりなどはございますか?
(雲虎) 「ただ溜まってただけだと思いますよ。」
― 今場所はたんに個人成績を競うだけでなく、雲虎一門チームと現役力士チームとの団体戦という側面もあります。展開によってはチームプレイが要求される場面も出てくるとは思いますが、雲虎一門のチームとしての雰囲気はいかがですか? また、チームのキーマンになりそうな注目の力士を教えてください。
(雲虎) 「キーマンよりコーマンに注目したいです。」
― さいごに本場所への意気込みをお聞かせください。
(雲虎) 「意気込みというわけではありませんが、15日間まらずもうに注力することで毛呂乃の性欲の猛威が一般社会に及ぶことなく土俵の中だけで完結してくれることを祈るばかりです。」
― きょうは雲虎関にお話をうかがいました。ありがとうございました。
(雲虎) 「まんこまんこ。」