初日に毛呂乃が1日に2勝をあげた、ということでルール解釈の混乱が見られているようです。審判部としてルール再確認を行います。ご確認ください。
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ご存じとは思いますが、まらずもうは「1日何回立ったか」を勝ち数とはしません。最終起床時に立っていたか否かで「勝ち」「負け」が決まるもので、3度目覚め、3回とも立っていたが、最終的に4度目の起床では立っておらず、その状態で起きて報告、という場合はもちろん「負け」(1敗)で、「3勝1敗」にはなるはずありません。決定戦レポートにおいても、決定戦中に何度立ったかをアピールする力士はいましたが、それはあくまで「アピールポイント」であり、立った回数が多い方を自動的に勝ちとするわけではありません。
昨日の毛呂乃の相撲は、「まらが分離して2本になり、2本とも立っていた」という特殊事情のため、審議の末、団体戦において2勝とするという判定になりました。「アーチ勃起」「跳ね橋勃起」の合計で2勝、という主張はあくまで西軍側の取組時の主張であり、協会の判定はあくまで「2本に分離後のまらが、ともに立っているため」であったことにご注意ください。西軍陣営が勝敗確定後、3勝目を主張して抗議してきたことも混乱を招いたようですが、勝敗確定以前にこの抗議を協会が受け付けたとしても、審議するまでもなく3勝にはなりません。
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理事長の話
男らしく「立ったか立っていなかったか」で「勝ち」「負け」を告げるのが勝負の基本。団体戦の場合、毛呂乃のような事例を想定していなかったので昨日の審議はもめましたが、「立ったまらが何本あったか」と考えていただければいいんじゃないですかね。いずれにしても、ちまちまと回数稼いで毛呂乃に並ぼう、毛呂乃を抜こう、ついでに毛呂乃で抜こうなんていう考えの力士は、昨日の毛呂乃の相撲の価値を理解していないと、恥しるべきじゃないですかね。西軍力士は、自軍の毛呂乃の相撲の価値を、自ら貶めるようなことは慎んでいただきたいですね。まらを2本に切り分けてくるぐらいの気概がないと、毛呂乃の相撲には並べんというということですよ。まあ、玉椿なんか、やろうったって2つに切り分けるほどの長さ、ありゃしませんがね。