○汚痔(7-0)
週末多忙な横綱だが、この日は珍しくのんびりできる。せっかくの休日なのでゆったりと、と思ったものの、場所中の闘争心からか、何故か明け方過ぎに目が覚めてしまう。菊次郎はある意味安定的に一定の時間に起き出すようで、明け方だとまだ沈黙。仕方がないので少々ネット徘徊をした後に再度ソファーで仮眠、いつもの立ち合い時間に菊次郎と伴に起床。場所中一定のリズムを崩さず決まった時間に立ち合う菊次郎はさすが横綱の相棒。本体、汚痔の生活ペースさえ乱れなければ向かうところ敵なしの安定感のある相撲でストレートの勝ち越しに王手。
○雲虎(7-0)
けさの雲虎の報告は「立った。 勝利」のわずか2語。ユリウス・カエサルが遠征中の戦争に勝ったときにローマに送った手紙「来た、見た、勝った」を彷彿とさせる報告。このカエサルの手紙はシンプルな美しさからラテン文学の精髄とも言われているが、けさの雲虎の報告文はカエサルを上回る簡潔さ。一歩間違えば手抜き報告とも受け取られかねない形の報告文だが、むしろきょうの相撲内容に自信があってこそ。さすがは王者の風格を感じさせる。
●玉椿(4-3)
ファンから「ここのところ上位陣は揃いも揃って二度寝で勝ちを拾ってばかりではないか! あまりに情けない。一発で決めんか!」と協会に届くお叱りの声に、気の弱い玉椿は「しょうがねえなあ。じゃあきょうは二度寝しねえよ」と決め手を封じられた形。夜勤で徹夜明けのあと、そのまま友人が主催する読書会で頭が働かないまま本を読み、ようやく床についたのが昼すぎ。さすがに睡眠サイクルが崩れすぎたのか、勃起には至らず3敗目。ただ、眠気をぎりぎりまで引っ張ったおかげか熟睡はできたようで、寝ざめはすっきり。本人は「負けちまったけど、まあ力はだしきったよ」となにやら納得の表情。いやいや、なぜか満足そうな顔をしているが、そこは「二度寝しない」だけじゃなく「二度寝なしで勝つ」までが大関の仕事ではないのか?
○毛呂乃(7-0)
「俺はよ、シコってイク前に報告」と今朝は寸止め勃起。目覚めたら左足がいたい。4尺のまらを左足に敷いて寝て、寝ている間にもちろん勃起、寝てる間に左足を吊り上げてしまったみたいだ。自らのまらで左股関節を脱臼した毛呂乃だが、そこはドMだけに大興奮、痛みの中まらをしごき、寸止め状態での報告となった。全身性感帯の毛呂乃だが、実はとくにふくらはぎが弱いらしく、報告後「ふくらはぎを性感マッサージしていたら、さらにまらがたって、イった」。まらが第一、左足は脱臼したままだが意に介せず、「モノが資本ですし、また(はめればいい)」と恍惚とした表情。毛呂乃レベルまで来ると、『外れた股関節をハメる』というだけでも大興奮のようだ。
●蒼狼(3-4)
「きおくのげんかいがやてきたかもしれません」と、けさもまた取組のことを忘れてしまったようす。これで取組忘れの黒星は今場所になってもう3回目。本人はさほど深刻に考えていないようだが、悪いことはいわないから、すぐに病院にいくことをすすめたい。
●月乃猫(1-6)
スランプから抜け出せない月乃猫。けさもまったくいいところなく、これで6連敗。ふがいない自分に腹がたつのか「今日もダメでした。以上」と取組後のインタビューも拒否。足早に花道をあとにしていった。