●汚痔（８－２）
4日目に今年初めての敗戦を喫し、連勝も63でストップしていた汚痔。翌日から持ち直したかに見えたが、連勝ストップの影響もあったか、不覚の２敗目。昼間は外出がちで汗を大量にかいた為食事時から精力的に水分補給を行う。ビール+梅酒ソーダ+ビールと怒涛のペースで補給、いかにもこの人らしい豪快な土俵を展開するかに見えたが、勢いがつきすぎて強烈な尿意に見舞われ寝しなに小用を足してしまう。そのせいもあってか立合いに鋭さを欠きあえなく黒星。前回の敗戦は、土俵に上がれずという半ば不戦敗同然の相撲だっただけに、今年初めて相撲で負けた形。館内も「負け相撲を久々に見た」と騒然。優勝が遠退く２敗目だが、最後まで気持ちを切らさず、横綱の務めを全うしたい。
○摩羅の川（１０－０）
「連休なのにどこにも行けない」と嫁が愚痴を言うため、昨日は急遽、小岩井牧場まで日帰り旅行を決行した摩羅の川。車を走らせること４時間、午前11時過ぎに小雨が降るなか無事に到着。到着するなりレストランに直行し、嫁はオムライス、摩羅の川はハンバーグを食べる。料理がとても美味しく、この時点で機嫌が戻ったようで、その後、牧場内でチーズや牛乳、ジェラートなどを満腹になるまで食べてはしゃぎまくる。最後に土産屋で自宅用に食材を購入すると嫁は満足したようで、車に乗るなり隣で熟睡。それを尻目に再び４時間、ぶっ続けで運転し帰路についた。帰宅したのが午後６時。夕飯用にと買ってきた小岩井牧場カレーを食べ、風呂に入ると、運転疲れからかかなり強い睡魔が襲ってきたため、いつもより早い午後９時過ぎに土俵入り。本日の目覚めはいつも通り午前６時半。出足は鈍かったものの徐々に前へ前へと出ていく相撲で、最後には立派な突き出しを披露し白星を確定。取組後は「昨日の疲れが抜けず、腰も痛い。今日は仕事行きたくねぇな」とブツブツ言いながらも、何とか出勤していった。
○家満（１０－０）
この日は8連敗中だった玉椿でも勝てるほど涼しく、夏とは思えないくらいの朝。逆に勝ちこんでいる力士が急激な温度変化で負けることも想定されたが、心配はやはり無用。薄着で寝ていたため本体は凍えてしまったが、この人のまらの熱はこの程度で覚めたりしない。縮こまることなく起立して10連勝。相撲ぶりは申し分なしでのこり5日の終盤戦に綱を懸ける。唯一の不安要因はやはり千秋楽の報告時間か。この日も日が変わる1分前の報告。千秋楽は日曜だけに、予定が気になるところだ。
○玉椿（２－８）
「あれ？ 勝ってるね。けさは涼しかったからかねえ？」とひさびさの勃起に驚いたようすの玉椿。連敗をようやく８で止めたが、「連敗ストップ？ そういえばそうだね。むかし豊真将って相撲取りが14連敗を止めたときに土俵下でおんおん泣いてて、情けないやつだなあ、と思ったけどさ。連勝とか連敗とかは時の運ってこともあるし、あんまり気にしない方がいいんじゃないかね」とそっけない。
●池男王子（６－４）
沢山食べて沢山寝たにも関わらず、けさはまったく反応がない。 万全の準備をして自信たっぷりで土俵に上がっただけに「アレレレレ？」と少なからずショックをうけたようす。ただ、野村克也に「負けに不思議の負けあり」という名言があるように、ときどきこういう理不尽なことが起こるのもまらずもう。まらずもうの難しさ・奥深さを味わって、力士つぃてまた一回り成長できそうだ。
