京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

多数決で流されていくのかな・・・

2015-02-28 17:20:36 | ひとりごと
私は
古い人間のせいか・・・
頑固なのか・・・
新しいものにすぐに飛びつけない性分なのか・・・

たとえば「ら抜き言葉」
いまだに違和感があって、「私はつかわないぞ」って思ってます。
つい、つられて出てしまったりすると言い直したりして・・・(笑)


テレビではタレントさんなどが使った言葉を「ら」を抜かないで修正して
テロップで流れますが、こんな人まで?と思うような人まで使っていたり、
以前と比べると「ら抜き」を使う人口が急増しているように思います。

先日も、街の住宅販売のたて看板に
「すぐ、見れます」と書いてあるのをみて
ため息出てしまいました・・・



着物もいろんなことが徐々に時代にあわせて変わっていってると思います。
変わっていかなくてはいけない事や、流行もあるのは当然です。


そんな中、
私には「ら抜き言葉」同様、どうも違和感のあるものがあるのです

そろそろ、街の中で見かけることが多くなる女子学生の皆さんの袴姿。

以前にも書いたことがありますが、最近の袴の着付けは
袴の位置が高すぎるように思うのです。

韓国のチョゴリは立派な民族衣装ですが、袴のつける位置が
「まるでチョゴリみたい・・・」と感じてしまいます。


美容師をしていた頃、着付けの講習会で
・袴は学生らしく、きりっと・・・
・衿は抜かないでつめて着せます
と習いました。
(若いときに習った事は、よく覚えているものです


その当時は、私も衿はホントに抜かないで着せていましたが
最近は、周りの多くの着せ方にあわせて、自然な感じに少し抜いて着せています。

たまに見かける、振袖のように衿を抜いた着せ方には、
さすがに「おかしい」と抵抗していますが。

それと同じで袴の高さも、カタログや雑誌であまりに高く袴を着けている姿を見ると
抵抗があります。
いつからあんなになったんでしょ・・



先に書いた「ら抜き」言葉ですが、多くの人が使うようになって
もしかしたら・・いずれその方が正しい使い方になってしまうのかも・・・

袴だって、アノ位置が正しくなるのかな・・って。

長いものには巻かれろ?
大勢の人のほうに流されてしまう?
多数決の法則のようなもの?

正しかったはずの少数派が、いずれは「おかしい」って事になるのでしょうか・・



私が「ら」を抜かない事にこだわるのは、
着物のことで、変わって欲しくない事を守っていきたいという気持ちに
たぶん・・繋がっているのではないかなって思います


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