先月、白くまさんの七才のお祝い着をご紹介しましたが
そのお誂えの工程をアップさせて頂こうと思います。
ずいぶん日にちが過ぎてしまいましたが・・・
まず最初に「白くまさんの着物」のお話を伺ったのはお譲さんが三歳の
お祝いのころでした。
その時は「ホントに??白くま?」と半信半疑・・
そして、ほんとに今年の夏、7才のお祝い着で実現したのです。
11月の七五三までには時間がなく、大急ぎのお仕事となりました。
さて、どこへお願いしようか・・・
以前、お客様には東京友禅の小倉さんのペンギンの染帯を
お買い求めいただいてました。
小倉さんのタッチなら・・
ヘタをすれば漫画チックになったり、リアルすぎてもかわいくないし
白くまという題材もきっと品よくまとめて下さるだろう・・
・・という訳で、小倉悟さんにお願いすることに。
ですが、さすがに小倉さんも
「白クマ」と言われてもどんな白くまを描けばいいのか困られた様子。
そこで、描いてきてもらったのがこんなイラスト。
こんな感じの白くまさんとお花。
地色は紫、イメージする色も添えてくださいました
裾のぼかしの部分は
「わきさんで作ってもらうのだから雪輪を入れて・・・」と
お客様がおっしゃって下さり
このイラストのおかげで、あっという間に小倉さんのイメージは出来上がったようで
さっそく大まかにデザインを書いてきてくださいました。
さすが・・
当たり前ですが・・
お客様の全体のイメージは「和」の中に白くまさんがさりげなくいる感じ。
すみません、撮り方が悪くて、真っ白で下絵がよく見えません・・
さっそく着てみて、柄の位置の確認。
着た状態で、きれいに見えるようにと、肩あげもしてみて・・
そして、次に色を決めます。
ご注文主のかなちゃん、7才ながらなかなかのもの
しっかりと自分の好きな色がおありです。
地色は好きな紫に。大人っぽいお着物になりそうです
お花のピンクで優しさを添えて
そして、「白くまって、真っ白じゃないの」という観察力抜群のかなちゃんの
言葉に従い、白くまさんは生成。
カワイイかわいいだけの7才のお着物でなく、
白くまでありながら上品、かつ、かわいく。
染上がりが楽しみです
染上がってくるのを待ちながら・・・
ちょうど、「落合スタンプラリー」が開催される時期だったので
どうやって着物は染上がるのか・・・
工房見学にも行ってきました。
いかかでしょう
染上がって、仮絵羽の状態です。
かなちゃんも一目で気に入って「わぁ~~」と目が輝きました
だって、小さい頃から大好きな白くまさんがお着物になったのですもの・・
お母さんが描いてくださったかなちゃんの好きな白くまさんは
プロの手によってこんなになりました。
(何かのテレビ番組のコメントみたいですが・・)
八掛には、お花とお名前もさりげなく入れてもらいました。
仮絵羽の状態で、
今度は小物あわせ。
ここでも、好みのはっきりしたかなちゃん、そのセンスを発揮。
帯〆の色や帯揚げの色にもこだわります。
お着物の色目が、大人びた色なので
いわゆる既成の七五三色では合わないのです
帯も、優しい色合いのものを、
長襦袢は表の紫に沿うピンクの大人物を探しました。
結局、帯〆と帯揚はお客様の手持ち、
しごきは問屋さんをさんざん探したのですがなく、
お客様が色目のあうものを探してきてくださいました。
半衿も七五三用の刺繍衿でなく、クマさんの生成に合わせて
真っ白でなく優しいクリーム色にし、
重ね衿は大人物を 私がチクチク七才サイズに縫い直し・・・
髪飾りは、つまみかんざしの石田さんに別注なさって、
色目を抑えたものに。
石田さんが着物のお花に合わせ、ピンクの桜でまとめてくださいました。
お髷の部分の「鹿の子」はやっぱり既成品では色目が合わず
薄手のピンクの帯揚の中にもう一枚紫の帯揚を芯にして微妙な色に。
これまた、チクチクと私作。
こうして、お客様と一緒にこだわりを持って揃えたお祝い着です。
七才のお嬢さんにとっても、きっと思い出に残ることと思います。
自分のお着物が出来上がるまでを
かなちゃんは、一冊のノートにまとめました。
こんな七五三、いいですね・・・・。
そのお誂えの工程をアップさせて頂こうと思います。
ずいぶん日にちが過ぎてしまいましたが・・・
まず最初に「白くまさんの着物」のお話を伺ったのはお譲さんが三歳の
お祝いのころでした。
その時は「ホントに??白くま?」と半信半疑・・
そして、ほんとに今年の夏、7才のお祝い着で実現したのです。
11月の七五三までには時間がなく、大急ぎのお仕事となりました。
さて、どこへお願いしようか・・・
以前、お客様には東京友禅の小倉さんのペンギンの染帯を
お買い求めいただいてました。
小倉さんのタッチなら・・
ヘタをすれば漫画チックになったり、リアルすぎてもかわいくないし
白くまという題材もきっと品よくまとめて下さるだろう・・
・・という訳で、小倉悟さんにお願いすることに。
ですが、さすがに小倉さんも
「白クマ」と言われてもどんな白くまを描けばいいのか困られた様子。
そこで、描いてきてもらったのがこんなイラスト。
こんな感じの白くまさんとお花。
地色は紫、イメージする色も添えてくださいました
裾のぼかしの部分は
「わきさんで作ってもらうのだから雪輪を入れて・・・」と
お客様がおっしゃって下さり
このイラストのおかげで、あっという間に小倉さんのイメージは出来上がったようで
さっそく大まかにデザインを書いてきてくださいました。
さすが・・
当たり前ですが・・
お客様の全体のイメージは「和」の中に白くまさんがさりげなくいる感じ。
すみません、撮り方が悪くて、真っ白で下絵がよく見えません・・
さっそく着てみて、柄の位置の確認。
着た状態で、きれいに見えるようにと、肩あげもしてみて・・
そして、次に色を決めます。
ご注文主のかなちゃん、7才ながらなかなかのもの
しっかりと自分の好きな色がおありです。
地色は好きな紫に。大人っぽいお着物になりそうです
お花のピンクで優しさを添えて
そして、「白くまって、真っ白じゃないの」という観察力抜群のかなちゃんの
言葉に従い、白くまさんは生成。
カワイイかわいいだけの7才のお着物でなく、
白くまでありながら上品、かつ、かわいく。
染上がりが楽しみです
染上がってくるのを待ちながら・・・
ちょうど、「落合スタンプラリー」が開催される時期だったので
どうやって着物は染上がるのか・・・
工房見学にも行ってきました。
いかかでしょう
染上がって、仮絵羽の状態です。
かなちゃんも一目で気に入って「わぁ~~」と目が輝きました
だって、小さい頃から大好きな白くまさんがお着物になったのですもの・・
お母さんが描いてくださったかなちゃんの好きな白くまさんは
プロの手によってこんなになりました。
(何かのテレビ番組のコメントみたいですが・・)
八掛には、お花とお名前もさりげなく入れてもらいました。
仮絵羽の状態で、
今度は小物あわせ。
ここでも、好みのはっきりしたかなちゃん、そのセンスを発揮。
帯〆の色や帯揚げの色にもこだわります。
お着物の色目が、大人びた色なので
いわゆる既成の七五三色では合わないのです
帯も、優しい色合いのものを、
長襦袢は表の紫に沿うピンクの大人物を探しました。
結局、帯〆と帯揚はお客様の手持ち、
しごきは問屋さんをさんざん探したのですがなく、
お客様が色目のあうものを探してきてくださいました。
半衿も七五三用の刺繍衿でなく、クマさんの生成に合わせて
真っ白でなく優しいクリーム色にし、
重ね衿は大人物を 私がチクチク七才サイズに縫い直し・・・
髪飾りは、つまみかんざしの石田さんに別注なさって、
色目を抑えたものに。
石田さんが着物のお花に合わせ、ピンクの桜でまとめてくださいました。
お髷の部分の「鹿の子」はやっぱり既成品では色目が合わず
薄手のピンクの帯揚の中にもう一枚紫の帯揚を芯にして微妙な色に。
これまた、チクチクと私作。
こうして、お客様と一緒にこだわりを持って揃えたお祝い着です。
七才のお嬢さんにとっても、きっと思い出に残ることと思います。
自分のお着物が出来上がるまでを
かなちゃんは、一冊のノートにまとめました。
こんな七五三、いいですね・・・・。
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