京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

構想・着物寺子屋

2011-10-14 13:55:56 | 女将の日常
このところ、また悶々と考えることが・・・

この季節は特に 七五三や成人式をはじめとする着付けの予約や
ご相談などがあり、私の思いは強くなります。


ご相談を受け、日ごろ着物に触れたことのないお客様とお話をしたあと
「あ~~~、もっとみんなに着物のこと教えたい!!
 教えて欲しいといわれたら、教える場さえあれば!!」と。


知識がなかったばかりに、失敗していらっしゃる方も多い。
皆さん、知らなさ過ぎる・・・
でも、知る場所もない・・
知ろうとなさってないからかもしれないけれど、中には知りたい人もいらっしゃるはず・・


たとえば、先日の例のように結婚式や七五三のときに着るのにふさわしい着物が解らなかったり
半衿をはずして洗うこと、半衿は付け替えるものだということもご存知なかったり


それから、例をあげるなら
一見して何十年も前の古臭いと感じるお草履を
履いていらっしゃったりするのをみかけたりすると・・・
いくら履けるといっても、私たちの目から見たら、全体を台無しにしてしまってると
感じ、残念に思うことも。
きっと、お洋服なら、この靴ではね・・・と気づき、履くことに躊躇するのではないでしょうか。
ましてやおしゃれな方ならば。
それなのに、着物はこれでいいと思うのは、知らないからではないかと思うのです。


私、教えたい



「きもの基本講座」も着物をわかる人を育て伝えていこうと思ってやっている訳ですが
もっと、着物のこと、みなさんに知ってほしい。

着物研究家といわれるような立派な先生でもないし、そこまでの知識もないけれど
町の呉服屋の女将として、日常困らない程度のことはアドバイスできる。

もっと、一般の皆さんに向けて着物のことを気軽に教える場として
いうならば「寺子屋」みたいなものがあればいいのに。

10年以上も前から、思い続けているけれど
ここ2~3年は特に、何かいい方法がないかと思う。


私と同じようなことを考えていらっしゃる呉服店はいらっしゃらないだろうか・・・
小売店でなくても、着物に携わっていらっしゃる職人さんやメーカーの方
協力してくださる方はいらっしゃらないだろうか・・


それから、たとえば小学校や中学校あたりで
自分たちの国の衣装・着物について何か学ぶ時間があればいいのにと思います。

先日も畳が危機だというテレビを見ました。
それから、和菓子を食べたことがない子供が増えているとか・・
日本の伝統や文化、小さいころから触れる機会があってもいいのでは・・
いえ、触れさせなければ・・と思います。


もしも、教育関係の方や同じ業界の方々、このブログを読んで下さったら
ご意見やご感想いただければと思います。

私、かなりまじめに考えています





コメント
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