京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

成人式を迎えるお嬢様、お母様へ

2008-12-19 15:42:43 | 着付あれこれ
今年もいよいよ残り少なくなってきました。

大売出しもあと一日、今年の催しはこれで終了となり
ホッと・・・
という訳にもいかず、成人式の前撮りの写真の着付け予約を
いただいてたり

明日もお一人お着付けの予約を頂いていて
その準備をしていて感じたことを・・・・

お荷物の点検をしていて

新品の草履とバックのセットがあり、そのお草履を見て
おもわず鼻緒をゆるめておきました
そのままではきっと足が入らず痛いと思います。
なれない振袖を苦しいと感じる方も多いでしょうが
足が痛いのはとても辛いですね。

着慣れないものを着て、歩きづらいのでは・・・
ですから、お草履は一度本番前に履いておくことをお勧めします。
同じく、足袋も。
足袋を履いたこともなく、とても履くのに手間どられるお嬢さんが
多くなりました。
足袋をはいて、お草履を履いて歩いてみておくだけでも
鼻緒がほどよく緩み当日はそれだけでも楽なはずです


お母様世代が着物のことをほとんどわからない世代になっています。
持ち物も、お振袖を求められたまま、そっくりそのままセットで
お持ちになられることがほとんどです。
真新しい新品のものを本番で着せたいという思いも分かりますが
ホントは本番までに一度使っておくのがいいですね
写真の前撮りで着ておくこともそういった意味で
いいことかもしれません


振袖に限らず、真新しい着物や帯は気持ちがいいのですが
お出かけになる前に、一度お家で着てみられると
いいと思います。
一度着るだけでも、着物も帯も身体になじみますし
柄の出方や、生地や織り方などそのものの癖が分かります。
お出かけ前に、いつもどおり着ているのに
なんだかうまくいかない・・・っていうことが
なくなると思います。


さて明日の着付けの準備で
新品の化繊の伊達締めが入っていましたが
やはり持ってみたときにパリパリした感じがするので
これも、少し折ったり丸めたりしてやわらかくしておきました
これで身体への沿い加減がちょっと違う気がします
コメント (2)
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