お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

還暦の旅 九州 長崎編 その4

2015年02月19日 16時58分37秒 | 旅先で
昨日は加入している健康保険組合の「60歳節目検診」の人間ドックの続きで「脳ドック」を受診してきました。我がホームドクターの「M先生」推薦の診療所で「MRI」で頭の中を検査するわけです。近日中に結果を診てもらいます。「えーーっ頭の中はだいぶスポンジ状態」ですなんて言われたらどうしよう。さてつづき。眼鏡橋のあとはもう一つの唐寺である「崇福寺」に向かいます。眼鏡橋から坂道を上がると三門が見えてきます。



このお寺は文化財の宝庫でこの三門も国宝です。ここも拝観料は300円です。市電といいお寺といい本当に長崎は物価が安い。というか京都のお寺が高過ぎのような気がします。普段でも600円が当たり前で、紅葉の時期には1000円も拝観料を取るのはいかがなものか。なんてブツブツ言いながら



国宝の本堂「大雄宝殿」も異国風で長崎らしいですね。このお寺は結構外国の観光客も見受けられます。さてそろそろお昼の時間です。僕的には長崎名物「トルコライス」といきたいところですがうちの奥さんから卓袱料理(しっぽく)を食べたいとのリクエストがありこのお寺の近くで「ミニ卓袱コース」を食べることになります。九州出発前は「今回は還暦の旅だから好きな所に行って好きなモノを食べたらいいから」なんて言ってた割に現地に着いたら主導権を握られます。いつものことですが・・・。そして向かうは



長崎卓袱「浜勝」です。ホントの卓袱コースは¥10000位するのでちょっと手がでませんがここはお昼に限ってお手軽なメニューがあるとガイドブックに載っているのでうかがいました。



「おたくさ卓袱」です。手軽といっても税込¥3024です。トルコライスなら¥1000もしないのに。旅の勢いです。でもとろとろの角煮も味わえて満足。ぶらぶら歩くとすぐに長崎の歓楽街「思案橋」です。ここで今夜予定している店の場所をチェックしてから(太田和彦がよくやる手)市電でグラバー園に向かいます。思案橋から1番に乗り築町で下車、運転手さんに乗り継ぎ券をもらい5番に乗り換えますが大浦天主堂下まで乗り換えても1回分の乗車代¥120で乗れます。ほんと親切なシステムの長崎です。京都も見習うべきです。そして



大浦天主堂。原爆の戦災を乗り越えた日本最古の木造ゴシック教会でもちろん国宝です。やはりこのあたりは外国からの観光客もかなり多く見受けられます。大浦天主堂の裏手を行くとすぐに「グラバー園」の入口にでます。長崎のシンボルグラバー園は意外に広く小高い丘に9棟の洋館が立ち並んでいます。動く歩道で一番上の旧三菱第2ドックハウスの建物から順に下に降りてくる仕組みです。そして最後に旧グラバー住宅までゆっくり見て廻ると2時間くらいかかります。ゆっくり建物を見てると「なんとかツアー」のバッチをつけた団体の方たちにどんどん追い越されていきます。グラバー園はかなり広いので添乗員さんも大声をあげて帰りの集合場所を伝えています。はぐれたら探すのが大変だ。お天気もいいので僕たちは



ぼんやり長崎の町を見下ろしたり



ゆったり館内を見て回ります。そして外に出ると



カステラ屋さんとか角煮まんじゅうとかお土産物屋さんがずらっと並んでいます。カステラは万全の手配済みなのでこんどは「オランダ坂」に向かいます。むかし「さだまさし」の唄にあった「活水」あたりを歩きます。が長崎の名門「活水女子大」はこの坂道の上にあります。



同じ並びにある海星高校とかホント通学ご苦労様です。坂の町を実感します。そろそろ夕方になってきました。いよいよ長崎のメインイベント「居酒屋」に向かいます。もう大体の土地勘を得たのでぶらぶら思案場まで歩いて戻ります。あんまり遅くお店に行って一杯だと困るので5時半にはお店の前へ。





「安楽子」(あらこ)です。がらがら、こんばんは。いい具合にカウンターが空いています。よかった。ふと店内を見回すとカウンター端に我が孫と同じくらいの赤ちゃんがお食事中です。ありゃりゃ・・赤ちゃん連れで来るお店?・・・ではなくカウンター前に立つ若ご主人のお子さんでした。おじいちゃん(ご主人)とおばあちゃん(元女将さん)がにこにこと見守っています。すぐ終わりおばあちゃんに連れられ愛想を振りまき帰っていきました。何と家庭的な雰囲気。そしてカウンターの冷蔵ネタケースを見つめるうちの奥さんのエンジンがかかります。お刺身で「鯖」「鯵」「イワシ」それから「しめ鯖」「イイダコ」等なんといっても新鮮。若ご主人言わく「大分」の関サバより「長崎」の五島サバのほうが脂がのって美味しいです。まったくその通り。あとは一品でいろいろ。ビールも芋焼酎も美味しく頂いて満足満足。そしてお会計が10000円を切るというまた来たくなるお店でした。そして思案橋の超歓楽街をぶらぶら歩いて宿に戻ります。つづく。






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