お宿&かふぇ 布屋 《主人のひとりごと》

120年経った京町家を改修した民宿『布屋』

祇園祭 2013

2013年07月23日 19時50分36秒 | 京都観光
北海道の思い出があまりにも長くなり祇園祭の巡行が今頃になり申し訳ございません。今年の祇園祭の巡行はお天気に恵まれ雨の心配がなかったので鉾や山のあでやかな懸装品に雨除けのビニールがかけられなくて、とても美しい姿で巡行していました。毎年7月17日の巡行は、いつもうちの奥さんに先を越されて毎回留守番の憂き目にあっていますが、今年は北海道で列車に乗りすぎたようで、腰痛が再発?!しまして「私は出かけないし、たまには巡行見てきて」とのお言葉がでまして、久しぶりに巡行を見てきました。と言っても例によって清掃作業を済ませて、急いで新町御池の辻廻しに駆けつけます。



既に人で一杯です。なんとか人の隙間に入り込んで見ます。



丁度 菊水鉾の辻廻し中です。今頃駆けつけても御池通りのカンカン照りの場所しか空いてません。うちにお泊りの松戸のTさんチームは、朝ごはん食べたらすぐに出発!御池通りの陽が当たらない緑地帯で早めの待機で、ばっちり辻廻し等巡行を満喫したそうです。なんとか僕も人波の間から



舩鉾の辻廻しを見ます。そして次に



放下鉾の辻廻し。後ろには南観音山と北観音山が続きます。来年から祇園祭の巡行を昔通りに「先の祭り」と「後の祭り」の2本立てにする動きがあります。大舩鉾の巡行復帰を来年に控え、本来の祭りの姿に戻そうと山鉾連合会が打ち出しており、そうなると後の祭りの北観音山以降の山鉾は1週間後の24日に巡行するかもしれません。今年でこの姿も見納めになるかもしれません。(一説には今の巡行路の逆向けで来年は巡行するかもしれません)





西向けで進む「南観音山」と「北観音山」は見納めになるかも。そして急いで新町通りへ向かいます。



舞妓さんが来ている「紫織庵」の前はアマチュアカメラマンがたくさん集まっています。



新町を南下する南観音山と



北観音山です。巡行の最後はこの新町通りで見ることをお奨めします。なにしろすごい迫力でこの狭い路を進んでゆきます。そしてそれぞれの町内に戻ったらすぐ解体です。



重要文化財で覆われている「鯉山」も解体の時は無防備に目の前で胴懸や見送りが見れます。舩鉾の解体も見てきました。









車輪も外され、あっという間に骨組みになります。巡行は後ろのほうしか見れませんでしたが、今年最後になるかもしれない後の祭りの17日の巡行も見られて満足した僕は、暑い中とぼとぼと家路につきます。